almost everyday.

its a matter of taste, yeah

肌をつたう気泡は湯に潜む妖精のたわむれ

朝5時に目を覚まし、ゆっくりと身支度をととのえて、ゆっくりと歩いて駅まで。今回は酒をのみたいがばっかりに、車を使わず高速バス乗り場へ向かうのです。いったいどんだけ飲むつもりなんだ?って話です。たのしみだなあ!うふふ。

あらかじめ予約しといたそのバスは朝7時発にもかかわらず満席で、しかし隣にやってきたのがものすごくがりがりに痩せこけた女の子だったので、とてもゆったりと座っていられてラッキーでした。こういうときは大抵いつも人並み以上に背の高い、そいでもって若干ファットな感じのおっさんに陣取られることが多いので地味にうれしいです。というか、その子があまりに細いせいでいつ乗り込んできたのかまったく気がつかなかった。熟睡してたから。それもどうなんだという気がするけれど。

都内入りしてまず最初に、メトロを乗り継いで荻窪へ。電車を降りたその瞬間に思ったことは「もしかして暑い・・・?」でした。周りを見ると、半袖姿の若い男の子とか小さい子とかが元気に自転車漕いでます。こっちは寒くて困ることがないようにとハイネックのインナーまで持ってきてるというのに!そんなわけでとりあえずはコートを脱いで、その辺の雰囲気よさげなお店に入って遅い朝ごはんを食べました。山盛りのきゃべつと鶏肉を熱々の鉄板でサーブして、そこにぽん酢をからめて食べる鶏肉御前。おいしかったです。あっという間にぺろりと完食。何だか、一週間ぶりで栄養あるものを食べた気がする。

その後、道沿いの雑貨屋さんや古本屋さんをふらふらと眺めながら、これもまた古本屋さんであるらしい某店へ。ごく最近ミクシィでお知り合いになった、共通のバンドを愛好しているというその方が働いていらっしゃるお店、と知って俄然行ってみたくなったのでした。ほの暗い店内は落ち着いたあかりが灯されていて、ジャズバーみたいにシックな雰囲気。しかしお店の片隅には古本がぎっしり並べられていたり、小さなギャラリーがあったり、時折かつおだしをとるいい匂いが漂ったりして、何だかとても居心地がいいのでした。それに、個人的に特筆すべきはドリンク類の豊富さ!まっ昼間から十数種類のベルギービールのメニューを眺めてあれこれ迷えるだなんてうれしすぎます。悩みに悩んでようやく選んだフルーツビール(ピーチフレーバー)は顔を寄せるとあまい匂いが漂って、喉をすべりおちるその感触もとても気持ちよいものでした。また飲みに来たいな。帰り際に身分を明かし、二言三言だけ言葉を交わしてすぐ外へ。こういうのってすごくどきどきします。でも、きちんと話せてうれしかったー。

水道橋のホテルにチェックイン後、後からやってくる相方を待つつもりがそのままベッドに倒れこんですいすい寝入ってしまいました。16時過ぎにようやく落ち合い、近くの居酒屋で軽く一杯のつもりがけっこうしっかり食べてしまって、ほぼ満腹の状態へ東京ドームへ。バックネットやや3塁寄りのてっぺんに近い席はとても狭く、しかも通路から離れているためトイレに立つのもままなりません。そしてわたくし、この1週間の寝てなさ具合が見事にたたり、4回表あたりからずーーーーっと試合が終わるまで背もたれに頭をかくんと乗せて口あけたまま深く深く寝入っておりました。相方に言わせると「寝ても仕方ないような試合だった」とのことで(彼は読売好きだからそう思うのだろうけど。ちなみにこの日は6−2と惨敗)、それならまあいいかと思ったりもして。ごめん。でも、球場でかかる音楽はいちいち楽しかったです。阿部慎之助さんの選曲が意外でした。セプテンバー?

今回のホテルはビジネスなのに大浴場があって、そこが意外にしっかりした木造りの浴槽だったりして、思わず長湯してしまいました。今夜はぐっすり眠れそうです。いや、毎日熟睡してるんだけど、ここでは特に。おやすみなさい。