almost everyday.

its a matter of taste, yeah

逃げたと思えば手の中にいる

まだ桜も散りきらないというのに、海沿いは早くも嵐に見舞われた模様です。今からこんなじゃ夏が思いやられるなー。こないだ異動してきたばかりの超絶エリートさん(噂ではTOEIC850とか。本当だとしたらすごいなあ)がいきなり寝ずの当番に割り当てられてしまったようで、朝を迎えてそのまま通常勤務に突入した後の、もんのすごおぉく眠たそうな真っ赤な目でしきりにまばたき繰り返してるさまがやたらとチャーミングに映りました。なんだ、ちゃんと人間らしいところもあるんじゃないか。という安堵のようなものも少しはあったりして。眠気を必死に堪えてるひとというのは、年齢や性別を問わずどうしてあんなにほほえましく見えるのでしょうね?あんまり無防備すぎるからかしら。

職場の備品のひとつである、日付のところをくるくる回して使うタイプのゴム印が壊れました。最も使用頻度の高い、日付の下ひと桁のところの日付帯がぷちんと切れてしまったのだそうで、不運にもその瞬間に立ち会わされるはめになった某上司が「ごめんね・・・」と上目遣いでこちらの機嫌をとろうとするのを見たらばむしょうに腹がたってきました。その上司に対してではなく、よりによってこのくされ忙しい時期を選んで壊れた(ように見える)ゴム印に対してです。理不尽だとは自分でもわかっているけど他に怒りのやり場が見つからないので、本来ならばその筋のお店へ修理に出すところを、ためしに自分で適当に分解してみてやりました。思ったほどには複雑じゃないネジとボルトの向こうに擦り切れて伸びきったゴム製の日付帯が見えたので、接合部分を切れない程度に引っ張り合わせてアロンアルファで無理やりくっつけ、しかるのちにネジとボルトを元に戻して何事もなかったかのようにそのゴム印を使い続けました。夕暮れすぎに前述の上司が「あれ?ゴム印直ってる?いつの間に!」「せのちゃんが直してくれたの?」みたいなことを小さく叫んだけれど、そんなことで感謝されるのも居心地がわるいので知らんぷりしてやり過ごしました。自分で自分を可愛くないと思うことはわりとよくあります。これがまさに、恰好の一例。

かわいいひとになりたいです。かなわないと分かっているから、よけい切実に求めてしまうのです。分かってるのに。

今日も居残りはあまり続かず(みな夜勤明けでぐったりしてたせいかと思います)、20時すぎにはおそるおそる引き上げてきた次第です。こんなに早く帰れるだなんて嘘みたいで、職場の門を外へ出る瞬間は何だか挙動不審になってしまいました。眠れるうちに眠っておかなきゃ、そうしなきゃ。眠ろうとすればするほど眠気がなかなか訪れない、ってこともきちんと分かってるはずなのにな。とりあえずふとんに入ります。おやすみなさい。