almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あなたのしあわせ あたしもまぜてほしいの

朝はやくから専門外の(ということはつまり技術屋さん向けの)会議に、人数合わせでかり出されました。うーん、あれは何て言ったらいいのだろう。とにかく何だかびっくりするほどダウナーすぎる、やる気のなさとネタの枯渇ぶりに困り果ててうんうん唸ってそれでも何かを(たぶんネタを)ひり出そうと必死になってる痛々しい姿を見せ付けられることのみに半日あまりを費やす空しいひとときでした。ああ、わたしはどうして今ここにいなきゃいけないんだろうか。いま議題に上がってる内容、ほとんど何ひとつまともに理解できないのに。それでも何かひとつくらいは案らしきものを出しとかないと、後からうだうだ「最近の若いもんは気概が足りねえ」とか余計なことを言われそうな気がしてそれはそれで癪なので、素人は素人なりに穏便かつ建設的な意見をぽつぽつ出してそそくさと退場した次第です。それはさておき、ああいう場所で誰かが何かを口にするたび「でも」とか「いや」とか「〜しかない」「〜しかできない」って反語もしくは拒絶でしか応戦できないひとはきらいよ。あれがダメだこれもダメだ。って言うんだったらその前にまず、あんた自身が有効な案を出してきなさい。って喉元まで出かかったけど我慢しました。大人だから。じゃなくて専門外だから。こういうとこではおとなしくしとくに限りますね。だって、これ以上やること増やされたらいよいよほんとうに首まわんないもの。リーマンて悲しい。

仕事が山場を越したらやりたかったこと、そのいち。それは読み逃していた本をまとめてがっつり読みこむこと。しばらく前から文庫化されてたのは知りつつも(※言うまでもないことではありますが、わたしはどんなに好きな作家さんが新作を出しても文庫化されるまで待つ性質なのです。ごめんなさい)なんとなく買い逃していた本をまずは買ってきました。小川洋子ブラフマンの埋葬」、村上春樹アフターダーク」、それにもひとつジャケ買いした某集英社文庫(特に名を秘す)。今日のところはとりあえず集英社のを読んだのですが、うーん、うーん。もうちょい読んだらおもしろくなるかな、大きな波がぶわっと来るのかな。と期待しながら読んでたのですが残念ながらわたしにはこれは外れだったみたいです。タイトルも作家さんのお名前も、解説かいてるひとも全部いい感じだったのになあ。惜しいなあ。ここんとこあまりにも本を読まなさすぎたせいでそこらへんの触覚がすたれてしまったのかしら。だとしたらそれはちょっと悲しいです。あと2冊はこれから読みます、ちょっとずつ。それから、こないだ金曜の夜にこのお店に立ち寄ったときはあの棚のあのへんに確かにあったはずのクラフト・エヴィング商會「ないもの、あります」がどこにも見当たらず、結局手に入れられなかったのがとても心残りです。うー。ないと思うと欲しくなるのはひとの性かしら。それとも単に、わたしが「手に入れるこことのできないもの」に燃える性質なんでしょうか。わからない。わからないけどもどかしいです。大きな大きな本屋さんで、半日くらい糸の切れた風船みたいにふわふわふわふわ漂うみたいにあちこちうろうろ読んで回りたいなあ。どなたか、書店デートにお付き合いしてくださる方がいらっしゃいましたらぜひ。というか今は、それを実行に移す前にまずそういう夢を見てにへにへしながらただ眠りたいです。だめだ疲れてる。まだ月曜なのに。おやすみなさい。