先週木曜のクライマックスを過ぎてくれさえすれば、あとは穏やかな日々が訪れるんだろうなあ。と楽観視していたわりにはそこそこ慌ただしい毎日が続いております。もっとも、気持ちの上での追い詰められ度は先週の今ごろと比べ物にならないくらい改善されているのですが、それでもやっぱり。ていうか、そのクライマックスに免じて何とか先延ばしにしてもらえてた仕事のもろもろが今になってぶわぶわと「さあ、もうだいぶ長いこと待ったよ。だからこっちも早いとこカタつけてね★」って一気にせっついてきてるような感じなのです。だめだこりゃ。結局このまましばらくは貧乏ヒマなし状態が続くみたいですよ。どこまで行っても報われないなあ、うちの職場(だけじゃなくてきっとどこもそうなんだろうけど)の若い衆は。ちなみにここで言う「若い」ってのはもちろん、生物学的に見てってことじゃなく単にうちの職場の年齢別人口分布を踏まえた上で相対的に「若いほう」とみなされるっていうただそれだけのことなんですがそれはともかく、おおむね35歳未満で独身もしくはひとり住まい(あるいは既婚で専業主婦を扶養している)、ってことはつまり「フットワークが軽い(=残業させても誰も困らない)」という条件をすべて満たしたかわいそうなひとにのみ仕事が集中しまくる仕組みになってるみたいなんです。例に漏れず、もちろんわたしももちろんそこに含まれてます。ひらたく言うなら馬車馬要員です。ていうか、ことし異動してきた管理職さまは皆わたしが既婚だっつうことを今日の今日まで知らずにいたようで「え?!そうなの?じゃあ早く帰りなよ!」みたいな感じで手のひら返すがごとくいきなり態度を変えてきたのがちょっとおもしろかったりしました。もっとも、これこれかくかくしかじか、と別居の理由を告げたらあっさり「なーんだ、それならいくらでも残業できんじゃん」みたいなことを言われてそれはそれで少々かちんと来たりもしたのですけれど。いいんだ、そんなことは別に。そんなに多くは望まないよ。だから早くはんこちょうだいよ(現在、持久戦のさなかなのです。粘着気質のおじさまのお相手はたいへん)。
日もとっぷりと暮れた頃、隣のシマの超絶エリートさんに、特に何の前触れもなく「ああ、そういえばせーのさんこないだお誕生日でしたよね。おめでとうございます」と声をかけられ思わずきょとんとしてしまいました。え?なんで知ってるのですか?わたしの誕生日なんかを?とかなんとかそういう思いがぐるぐる頭をかけめぐってきっと相当妙な顔をしていたのでしょう、とりなすように「いや、実に単純な話なんですけどね」と種明かしをされたところによれば、きのう埋め合わせのために借り出された会議の最中、そのひとはたしかにわたしの隣に座っていたのでした。で、あまりに退屈だったので目に触れるものをあちこちくるくる眺めまわしていたらたまたまわたしが首から下げてたIDカードが目に留まったんだそうで、そこには当然ながら生年月日が記されているわけで、ほうほうそうかついこないだが誕生日だったわけかとそれが何となく記憶に残ってしまったんだそうです。大人になって、というか就職して以後、特に仲良くなった以外のあんまり接点ないひとに誕生日を祝われたことなどついぞなかったせいか思わず真っ赤になってしまいました。照れる必要なんか別にないのにね。わからない。でも、ほんのちょっとだけうれしかったです。ありがとうございます。おやすみなさい。