almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ROCK IN JAPAN FES.2007おぼえがき

朝7時半、同行する友人の自宅前で集合。今年は総勢4名でのりこむのです。わたしは昨日の筋肉痛、相方は寝不足のため両者ともにだいぶぐったりしており、行きの運転は友人にお願いすることにしました。おかげで体力温存できたよ、ありがとう。

いつものように常磐道を南下していつものインターチェンジで降りていつもの信号を曲がったら、今年は駐車場がちょっと違う場所になってました。道路を挟んだ向こうの特設駐車場じゃなくて、公園に併設されてる近いほうの駐車場に入れるようになったんだ。へえ、すごい!どうやら前売り持ってるとこっちに入れるみたいです。場内スタッフさんのナイス誘導により、ゲートからあんまり遠くないところに車を停めることができたのもまたラッキー。意気揚々とゲートをくぐり、これもまたいつものようにレイクステージの先の森の中にテントを張ります。会場に着いたのがオープン30分後くらいだったのと、既にかなりの混み具合だったのとで「うわーやばい、出遅れたかしら」と少々焦りましたが、森の奥のほうはまだ意外にたくさんスペースがあってゆったりベースを構えることができたのでまずはひと安心。まだライブ開始までには時間があるので、とりあえずお腹を満たしに行くことにします。

今回のひたちなかで、たったひとつ残念だったこと。それは、大好きなみなと屋(※ひたちなかの名産品がずらりと並ぶフードスペース。においだけでよだれもの)がレイク側からグラス側へ移動してしまったことです(もしかしたら昨年からそうなのかもしれませんが、あいにく昨年は不参加のため今になって知りました)。遠い、遠いよー。それでも汗をだらだら流しつつ歩いて長い長い列に並んで、念願の朝ごはんを調達いたしました。水戸納豆(藁にくるんである本格派)、白いごはん、浜汁(小ぶりのエビが頭ごと入ってる!)、ほっけ塩焼き、そして地ビールの白と黒をひとつずつ。こうして朝、森の中でいただくごはん(とビール)はどうしてこんなに美味しいのでしょう。ほんとうにいくらでも、もりもり食べられちゃいそうです。あ、それからもひとつ「婆っぱデッレ」なるものも食べてみました。幅の広いフェトチーネぽい緬に甘めのミートソースみたいな具がのってて、粉チーズをからめていただくのですがこれもまた美味しい!すっかり満腹になりました。ごちそうさま。

みなと屋の行列に並んでる間にうっかり10:30をまわってしまい、走ってフォレストステージへ。ASPARAGUS、すでに人、人、人だらけ。ラスト3曲しか聴けなかったけど、忍さんは前に見たときと同じようにマイペースで飄々としてて何だか楽しそうでした。唯一サビを憶えてる曲をラストの前にやってくれたのが嬉しかったです。飛び跳ねたくなるようなリズムで「♪ダーリンダーリン」て歌ってるように聴こえる曲。あれは何ていう曲なんだろう。もっかい聴きたい。って、前に見たときも同じことを言ってたはずです、たぶん。すごくいい曲。

続いては、レイクステージでSUPER BUTTER DOG。なんてこと、いきなり「マッケンLO」から始まるなんて!あああ、もう、これです。これが聴きたかったんです。このエロい横揺れ!ねばり腰で踊らされるねちっこいリズム!たまりません。そこにのっかる声があの、はっか飴みたいにすうすうする永積さんの声ってのがまたすばらしいんです。この組み合わせが大好きなんです。どっちかっていうとこの声にはハナレグミ的しっとりメランコリィのほうがしっくり来るんだろうな、ってことはわたしごときにもなんとなくわかるのですが(だからこそあっちを聴けないんです、いよいよ本気で切なくさせられそうで)、わたしはやっぱり、バタードッグで野生動物みたく奔放にうたう永積さんが好きだなあ。中盤で披露した新曲がわりとメロウ寄りだったのがちょっとだけ気がかりです。個人的にはごりごりのぐにぐにの、バッキバキに踊らされずにいられない新曲を待ってます。とはいえ今日は「コミュニケーション・ブレイクダンス」も「セ・ツ・ナ」も聴けて大満足でした。あ、そういえば「FUNKYウーロン茶」はやらなかったな。ぜったいやると思ってた。ちょっと意外。

バタードッグで合流したフェス友達のK嬢を連れてテントに戻り、しばしの休憩を挟んで次はホフディラン。これが、わたしの中では今日のハイライトでした。ふたりがこうして並んでるのを久しぶりに見ただけで既にぐっと来てるっつうのに、4曲めで雄飛さんが初めてボーカルをとった曲がまさかの「欲望」!どんだけ泣かせば気が済むんですか、あなたたちは。しかしボロ泣きはここまでで、後半はひたすら上がる曲ばかり。考えてみれば、聴かせる曲を敢えて序盤に持ってくるあたりがいかにもホフっぽい気がするなあ。と後になってから思いました。「遠距離恋愛は続いた!」ではゲストを加えての生ラップ、ラストの「東京カレー物語」ではベイビーさんがラップ、雄飛さん歌メロでのブギーバックも聴けて思わずにやり。とにかくふたりが終始ずっと楽しそうに演奏してて、見てるこっちまで笑みがこぼれてしまうようないいライブでした。すごくよかった。そしてすごく短く感じられました。もっとずっと聴いていたかった。

ホフディランのステージがあまりにも良すぎて感極まり、前述のK嬢とともについ勢いでホフTシャツを購入してしまいました。それも胸に「HOFF」「DYLAN」とそれぞれ銀のプリントが輝く、ふたり並ぶとちょっと嬉しくなるやつです(上のクイックレポートでホフのおふたりも着ておられます)。ちなみにわたしは「DYLAN」を購入。すごい、たのしい!このテンション。なんか夏って感じ。買ったそばからすぐにいそいそ着替えてDJブースへ、次はここで雄飛さんのDJを聴くのです。小沢さんとかサニーデイとかひとしきりかけて場が和んだあと、「俺が神だと思ってるのはこの人だから!」と言いつつかけたのがガンズだったのがおもしろかったです。ていうか、よっぱらいすぎだと思います。ステージでもひっきりなしに飲んでます。それも、ステージにビールを運んでるのが何故か怪傑ギリジンだったりします。あれは本人だったのかしら?わからない。あと、エレキコミックやついさんもステージに出て踊ったり煽ったりしてました。ラストにかけようとしたオアシスを「やっぱり、やめやめ!」と途中で止めて、最終的には持ち歌を歌い踊ってしめてました。ぐだぐだで楽しかったです。箸休め的なひととき。

続いては、引き続きDJブースでK嬢おすすめのRAM RIDER。ちょっと聴いたらすぐに出てくるつもりだったのですが、緩急自在でタメの効いたプレイにすっかりやられてしまってそれはもう、まさに童話の赤い靴状態でした。本気で呪いをかけられたんじゃないか?って勢いで、ぜんぜん足が止まらないんです。気付いてみれば90分間ノンストップで踊りたおしてました。すごい、たのしい!やっぱりこういうのは、下半身に音がごんごん響くような大音量で聴くのがいいなあ、と思います。RAM RIDERさんが終わったところできりよく出ようと思ったら、次の片平さんがよりによってドントルックバックインアンガーをかけたのですごい勢いで後ろ髪を引かれまくりましたが(ロッキンなDJもだいすきなのです)、心を鬼にしてレイクステージへ走りました。あ、それと、戻り際に仕事で来てた友人Sさんと会えたのがうれしかったです。お仕事がんばってね、Sさん。そいでもってまた遊んでください。東京、行きます!

走って走ってレイクステージへ向かい、どうにか間に合いました。わたしの中での今日のトリはDOPING PANDAです。「未体験ゾーンへ連れてくぜ!」「ノンストップダンスタイム、行くぜ!」等ハイテンションなMCに期待は高まる一方でしたが、風のせい?あと、機材の調子があんまりよくなかったせい?あと、もしかしたらロックスターけっこう飲んでた?なんかあんまりキレがない気がしたのはわたしだけでしょうか。歌詞もけっこう間違えてたし。「THE FIRE」と「HI-FI」が聴けて満足したところでテントに戻って帰り支度、「MIRACLE」を背中で聴きつつ会場を後にしました。高速で一気にいわきへ戻り、ラーメン食べて笑顔で解散。ひたちなかは毎年いつも常に楽しいんですが、今年は中でもすごくすごくスペシャルに楽しかったです。いろんなひとに会えたから、かしら。来年もこんな感じで楽しく過ごせたらいいなあと思います。チアーズ!おやすみなさい。