almost everyday.

its a matter of taste, yeah

夢じゃない

昨夜は福島市内のビジネスホテルに一泊。機嫌よく酔っぱらった末うっかりエアコンつけたまま寝入ってしまい、目を覚ましたら喉ががらがらに嗄れてました。それから妙に顔が痛いです。なんだこれ?と不思議に思ってほっぺの肉をひゅうっと持ち上げようとしたら、目の下あたりの神経が今にも攣りそうにびきーんと突っ張ったので驚いて小さく叫び声をあげそうになりました。あーびっくりした。これは昨日の寒さのせい?それとも表情筋(営業スマイル)を酷使しすぎたせい?わからないけど何だかせつないです。脚でも腰でも背中でもなく、よりによって顔が痛いとは。むー。

チェックアウトして外へ出てみると、昨日とはうって変わって陽射しのやわらかないいお天気。「これが昨日ならよかったのにね・・・」と口々に言いながら今日もおんなじ仕事に勤しみます。昨日のあの、かるく死を覚悟するほどのおそろしい寒さを思えば今日の作業なんて大したことはないっつう話です。わりあいさくっと作業は終了、合間にはおいしいランチをいただいたりもしつつ、日が暮れる前にはバスで帰る同僚さんをお見送り。わたしはわたしで明日も別な仕事が入ってるので、今夜も引き続き福島に滞在します。ていうか実家に泊めてもらうんですけども。

それはさておき、電車を待つ間書店でたまたま立ち読みした漫画がじわりじわりと面白くって!もう!続きが気になってしかたなくてあれよあれよと8巻まで読み進めてしまい、電車3本見送りました。いやー、おもしろいわー。野球漫画なのに主人公がちっとも前向きじゃない、ていうのが素敵です。はやく続きが読みたい。相方に読ませて気に入ってくれれば買ってもらえるかな、等と都合のいいことばかり考えてます(※わたしん家では漫画が相方、音楽がわたしという棲み分けがなされているのです)。

電車に乗るのはずいぶん久しぶりでした。たぶん7年ぶりとかじゃないかなあ?とっぷりと日が暮れたあと、まっくらな夜の空気の中でそこだけ変にぴかぴか明るいホームから電車に乗り込んだ瞬間、車内の空気もシートの色も触れた感じも日なたくさい匂いも全部あの頃とおんなじだということを思い知って、その事実に少しだけうろたえてしまいました。いわきに引っ越したことも仕事が変わったことも、誰かと出会ったり別れたりしたことも、名前が変わって新しい家族ができたことも、嬉しかったことも悲しかったことも何もかも全部が夢で、本当は自分はずっとここにいたんじゃないのかしら。という錯覚さえ起こしてしまいそうな、厳然とした圧倒的な「変わらなさ」がありました。いつか自分の気持ちがぐらつくようなことが起きたら、またここに来れば大丈夫だ、と思いました。大丈夫。夢なんかじゃない。すべてがぜったいに、当たり前に。

実家では暇を持て余していたらしいママンのマシンガントークに翻弄されつつごはんをいただき、おとうやんが帰ってきた後は晩酌にお付き合い。昨日今日とおもてで立ちっぱなしだったせいか、身体の芯の奥のあたりが妙な感じにくたびれていてあっという間に眠気がきました。このまま行くと朝までぐっすり熟睡コースっぽいです。明日もがんばろう。おやすみなさい。