almost everyday.

its a matter of taste, yeah

目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ

朝9時半に部屋を出て、まずは朝マック。昨夜あれだけ踊って暴れてそのくせビール以外は何も口にしなかったため、さすがにお腹が空いたみたいです。目を覚ました瞬間ぴったりにぎゅるぎゅる腹が鳴ったので思わず笑ってしまったよ、という話。
その後は一路、福島へ。ママンの姉、つまりわたしにとっての伯母さんご一行が東京からはるばるおとうやんの見舞いに来てくれるとのことで、めったにない機会だからと便乗させていただきました。なにしろ、10年以上ぶりの再会です。とうぜん相方は初対面。久しぶりに会った伯母さんはやはりそれだけ歳をとっていました。そして、なんだかうちのママンとそっくりな見てくれになってました。若い頃は大して似てると思わなかったのに、やっぱりDNAがいっしょなんだなあ…等と感心してたら「あんたたち(→姉とわたし)もだんだんそっくりになってきたねえ」と見事な切り返しを食らい、一本取られた。みたいな感じに。そんなとこまで一緒くたなんですか?血ってやつは。まったく。
本日のおとうやんは、顔色が良く食欲も旺盛。ほんの数日前までは抗癌剤の副作用であんまり食べられなかったらしいのだけど、この日のお昼は病院のごはんの他に差し入れのお弁当(味ふかし・蕗の煮物・浅漬け等)もぺろりと平らげてました。投与開始からしばらく経つのに何故か全く髪が抜けないこともあり、傍で見るかぎりとても病人とは思えません。が、それには至極わかりやすい理由があって、それというのはつまり「抗癌剤の投与スケジュールから逆算すると毎週末が『体調のいい日』にぶつかる」ということらしいのです。というわけで、相方とわたしは未だおとうやんが心底きつくてぐったりしてるところを見てません。となれば想像してみる以外にそれを知りえる術はないわけで、いまだにこの状況が信じられないような、逆に想像だけが化け物みたいに膨らんで自分の首を絞めてくるような、何とも地に足つかない状態が続いております。転移が特にはっきりわかる大腿骨は既に、特別つよい力を与えなくてもそのうち自然に折れてしまうだろう。というレベルにまで弱りきっているのだそうです。信じられない。まったくもって、信じられない。でも、これが現実。
18時頃に伯母さんたちを見送り、ほんのちょっとだけ家族会議的な打ち合わせをして帰宅。わたしにできることって何だろうね?わからない。なんて言ってる場合じゃない。もう時間がないんです。考えろ。おやすみなさい。