almost everyday.

its a matter of taste, yeah

'Cause I want to be the minority

金曜の夜、お風呂あがりにテレビをつけてそのままぼんやり見るとはなしに眺めていたら、いきなり「競歩選手はどんなきっかけで競歩を始めたのか?」という題材を扱い始めたので思わず目が釘付けになりました*1。番組はその後「国際競技としての競歩がいかにストイックかつ理不尽なものであるか」を紹介したあと現役選手3名にそれぞれ同じ質問をする、という流れで進んでいったのですが、3人が3人ともガツガツしたテンションの高さとは無縁の「いかにも普通」な若者だったのが印象的でした。「長距離が専門だったけど、それじゃ上は狙えないからやってみたらどうだ?って勧められたから」とか「他の競技でリハビリがわりにやってみたのがきっかけでそのままずっと」とか、あくまで穏やかに淡々と話す様に既視感をおぼえたというか。知ってる、知ってるぞこの感じ。同じ陸上部員でも、100メートルとかそういういわゆる花形と呼ばれる種目を専門にしてるひとは常々もっとなんていうかこう、前のめりな感じがあったよなあ。マイナー種目になればなるほどほんわりしたひとが多かったっけなあ。
わたしはここに何となく、やる気とやりがいとの因果関係みたいなものを見た気がしたんです。つまり、マイナー種目→そもそも競技人口が少ない→ためしにやってみたらそこそこいい記録が出た→その気になって練習に励む→どんどん記録がのびる、といった具合です。メジャー種目じゃこうは行きません。競技人口が多すぎる→ためしにやってみたら散々な結果、とここまで来たその後は、本人が負けず嫌いか否かによって矢印の先がだいぶ違ってくるはずです。メジャーであるが故の激しいイス争いから、着実にステップを上り続ける負けず嫌いさんは相当少ないであろうことが予測されるわけです。もちろんマイナー種目にだって多少はそういう争いはあるのでしょうけれども、メジャー種目とは比べるべくもないはずですし。
そんなわけで競歩、ひいてはマイナー種目に打ち込む人々の多くはいわゆる「褒められて伸びるタイプ」なのだろうな、という実感を得るに至ったわけです。そりゃ素直そうなひとが集まるわけだ。じゃあ当時の自分も素直だったのか?というあたりについて考え始めるとそれはそれでまた違う気がしてくるのだけれど。
相方、始発のバスで帰還。よく晴れていい天気なので(そういやこの辺ってまだ梅雨入りしてなくないか?)涼しいごはんをいただこう、と思いそうめんを茹でました。きりっと冷やした麺の上に蒸して冷やして細く割いた茄子と冷しゃぶ、仕上げに上からこれまた冷たいごまだれときざみ海苔をたっぷりと。夏のごはん、て感じです。ちゅるちゅる食べてすぐに満腹、そのままお昼寝に突入。…帰ってくるのが土曜だろうが日曜だろうが、やってることは結局一緒みたいです。いいのか悪いのか。
夕方、買いものがてら駅前へ。このところ毎週のようにドーナツを買いに来てます。本日初めて買ってみたのはピーナツ味とピザ味。こないだけやきさん直々に教えていただいたかりんとう味にはまだめぐり会えてません。次こそは必ずや…!
東京出張を来週に控え、長く歩けそうな革靴が欲しいなあと思い立ち重い腰を上げてお店めぐりに出る覚悟を決めたのですが。めずらしく、最初の一軒めでぴったりジャストフィットな靴に出会えたので嬉しさのあまり即買いしちゃいました。だって、こんなの、ほんとうに滅多にないことなんです。足の幅が広く指が短く、そこへ持ってきて普段からスニーカーしか履かないせいでよけいに足を甘やかしてしまっているため、ちょっとでも踵の高い靴を履くと30分もしないうちにどこかしら痛くて歩けなくなるんです。というか、そもそも、ぴったり足が収まる革靴にめぐり会えたことがないんです。必ずいつもどこかがきつい、もしくはゆるい。そんなわけで、するんと履けてどこもきつくない靴に出会えた喜びは(自分の中では)とても大きいのでありました。しあわせです。おやすみなさい。

*1:昔やってたマイナー競技が脚光を浴びるとうれしい