almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2008年第12回・本日のライブ club SONIC iwaki 7th Anniversary event[ギフト1]

  • 18時すぎに着いたので、最初のバンドは3曲しか聴けませんでした。
  • 2バンドめ、最初の曲が格好よかった!ざくざく踊らす感じで聴いててたのしかったです。欲を言えば、中盤テンポ上がるところの手数をもうちょい多めでお願いしたかった。あと、左のギターの眼鏡男子の朴訥おっとりMCに和みました。
  • 3バンドめはキンブラもかくや、ていう轟音スリーピース。バスドラの音がびりびり響いて胸ぐらぐわっと掴まれるみたいな音圧がきもちいいので、スピーカー真正面でゆらゆらしながら聴いてました。
  • 4バンドめはあぶら。3か月ぶりのあぶら。結婚ラッシュでめでたいあぶら。幸せオーラ出まくりでしたぜこんちくしょう!おめでとうございます!あぶらをすごいなーと思うのは、ひょっとしたらその瞬間にわたしも立ち合わせてもらっちゃっていいんですか?本当に?ってうっかり錯覚させられそうになるこういうときです。何も拒まない(ように見える)大らかさがこの頃さらに増してきた感あり。
  • 話は変わって、本日のあぶらクライマックスは「もう僕は〜」の新バージョンでした。レゲエ・ミーツ・ブルース?ってジャンルのことはよくわかりませんが、とにかくがらりと印象が変わってた。そしてこれまたぐっときた。こういうふうにまるきり違うアレンジにも耐える、ってことはそれだけ曲が強いってことなんだろうなあ。
  • ギターのおふたりがあんだけはじけてるのを見たのも久々のような気がします。ラスト、ギター手放してマイクだけ持ってドラムセットに片足のっけて歌うみかたさんのうしろ姿がジョンスペンサーみたく見えたよ!
  • 5バンドめ、というかこれは弾き語り。わたしはどうも、アコギ1本のいわゆる「情念たっぷり込めました」ていう演奏の楽しみかたをわかっていないようで、演者さんがのめりこめばのめりこむほど気持ちが離れていってしまうふしがあるのですが、このひとは弾き語りでもちょっと違ったタイプでした。一音一音が明晰な、リズムのくっきりした弾きかたをしてた。iPodでリズムトラックを流しながら演奏してたのでよけいにそんな気がしたんでしょうか。感情に引きずられない、でも気持ちの入った演奏なのですんなり胸に届く気がしました。ジェフバックリィのカバーもすてきだった。
  • 6バンドめ、フリーキー。たぶん3〜4年ぶりのフリーキー。前に見たときと音はあんまり変わってないのに、フロントマンの見た目が激変してました。細身パンツで惜しげもなくギャランドゥ見せつけて煽る様がセクシーだったのに、今はなんだかクンダリーニに傾倒してた頃のペリーファレル(服装)+髪をおろしたエイフェックスツイン(顔)みたいなことになってる。でも、ライブ終盤で上を脱いだらやっぱり筋肉衰えてなくて、しかも髪が長いもんだからぱっと見イギーポップみたいなことになってました。すみません。ボーカルのひとのことしか書いてない。
  • 大トリ、タテさん。初見。病院のパジャマみたいなダブダブの白い服、細すぎる身体、灰色がかった淡い金髪はとても短くて、まるで映画に出てくる白人のちいさな男の子みたいでした。ピアノに目を落としたときなどまるで天使みたいに見えるのに、ひとたび歌いだしたら眼光するどくジャンヌダルク孫悟空か、ていう顔つきになる。すごかったです。音がすごかった。声がすごかった。詞がすごかった。「身代わりになる勇気はありません/道連れになる覚悟もありません」「出会いが人を変えるなら/まだ見ぬあなたを待ちましょう」いちいち刺さる。ぐさぐさ刺さる。弱ってるときに聴いたらきっと、自分の中の黒くて重たい開かずの蓋が開いてしまう。そういう歌でした。

以上、とりあえずメモ。何か思い出したらまた追加します。