almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2009年第1回・きょう読み終えた本

01.幻影の書 / ポール・オースター
幻影の書
こないだ丸善で買ったもの。読み進めてしまうのがもったいない、でも読みたい、このままずっと終わりが来なければいいのに。と願いながらも3日足らずであっという間に読了。めくるめくドラマチックな展開、だなんて使い古された言葉なんかじゃとても足りない、村上春樹で言えばスプートニクの恋人の冒頭部分で述べられるような「記念碑的」な物語でした。すごかった。どこがどんなふうにすごかったかを誰かと夜通し分かちあいたいような、誰にも何も言わずにそーっとしまっておきたいような、とにかく無性に胸の奥のさらに奥をかきたてられるような一冊。ため息でちゃうよ。
ついでにもひとつ村上春樹で言うなら、デイヴィット・ジンマーはいわゆる「ワタナベ・ノボル」的位置付けだったりするのでしょうか?