almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2009年第13回・さいきん買ったCD

30.Humbug / Arctic Monkeys
Humbug
購入は先日のでぶコーネリアスと同じタイミングでした。あちらにしばらくずっぽりはまって抜け出せずにいたもので、こっちをあんまり聴き込まないまま今日に至っております。うーんうーん。でぶコーネリアスと比べるのがまず間違い、ってのがまずいちばんのポイントなのだけれど*1、それにしたってまず重たい。セカンドもずいぶんこなれた感じに仕上がってたけど、今回さらに重たさが増しましたね。腹に腰にずどーんと来る重たいリズムは個人的に大好物、なのだけれど彼らに求めてるのはこれじゃないんです。だったら買うなよ聴くなよ諦めなよ。っつう話ではあるのだけれど、かつて彼らのあのデビュー曲のイントロの27秒間に胸ぐら掴んで揺さぶられた身としては、どうしても夢みてしまわずにいられないのです。彼らがセカンドで脱ぎ捨てたダンシングシューズを再び履いて、ダンスフロアに戻ってくるその瞬間を。いやまだ実際若いんだからさ、そんなに急いで老け込まなくたっていいじゃん?と肩を叩いて耳元でささやきたい気持ち。
31.SHOP-HOT STUFF- / V.A.
ショップ-ホット・スタッフ-
だからというわけではないのだけれど、その"I Bet You Look〜"のおそろしくファンキィなカバーが入ったコンピレーションを購入。しばらく前にこのカバーの主=Baby Charlesのアルバムが出たときもやはり仙台タワーで試聴して、その格好良さに悶絶しつつ3回くらいリピートしてほとんど感涙しかかってたにもかかわらず何故か購入には至らなかった*2経緯があるので、これも何かのご縁だと思い買ってみることにしました。とりあえずジャケットがかわいいです。ちょっと気の利いたギフトみたいな感じで。
32.青春GALAXY.ep / おとぎ話
青春GALAXY ep.
銀杏を通過していない、にもかかわらずおとぎ話やでぶコーネリアスが好き。という自分の嗜好はわりにめずらしいようで*3、先立っても「なんでそうなる?」と問われたりしたのですが。単純に言うと「生まれながらのみんなのヒーロー」よりも「いつもそばにいるヘタレな男の子」が好きだ。ってことなんだろうという気がしてます。「どこにでもいるふつうの子が、とんでもなくポップなメロディを歌い出したりする瞬間」みたいなものがたまらないんだろうなあ、たぶん。いつもにまにま笑みを浮かべながら歌ってそうな有馬さんが、めずらしくぶっきらぼうに歌い出す4曲めがぐっと来ました。要はただのギャップ好きってことか。そうか。
33.The theory of evolution E.P. / Tribal Chair
タワー限定100円CD。「あと100円でお会計が3,500円になる!」ってことで、ポイント欲しさの端数揃えにイントロだけ試聴して「あ、ドラム格好いいわーちょうどよかったこれにて決定!」みたいなノリで買いました。誰に謝ればいいのかよくわかりませんが、なんとなく罪悪感。ごめんなさい。今朝iTunesへインポートしつつ通して聴いてみた感じではわりかしエモいのかも?これからちゃんと聴いてみます。
34.黒い森への帰還 / 金色
きのう見た金色のライブはとてもよかったです。日暮れから夜へと向かう間、黒い影を静かに伸ばす木陰はしっとり雨に濡れ、ステージは暖かくとろけるあんず色(…ってそれは金色!)の灯りに包まれて、まるで絵本の中にしのび込んだようだった。前回ライブを見たときはとろんとまどろむような曲調が印象的だったのだけれど、今回はそのイメージを保ちつつお腹にずんと響くリズムが耳に残りました。すごくすごく気持ちよかった。ライブで聴くたび「これを連れて帰りたい」と思ってた「揺らぐ」や「ゴース」が、これでやっと家でも聴けるようになりました。嬉しいです。

*1:例えて言うなら「枝豆」と「納豆」くらいかけ離れてる気がします。共通項は「食べもの」の中の「豆」ってことだけ。イコール、「音楽」の中の「ロック」ってとこしか一緒じゃない

*2:たぶんその時ごっそりまとめ買いしてたんだと思います

*3:サウンドオブ下北沢に至ってはホブル経由でその存在を知りました