almost everyday.

its a matter of taste, yeah

人間やめちゃいたい?

ここんところばたばたしてて危うく会期を逃すところだった「いわき市立美術館ザ・コレクション」、ようやく見に行けました。何年ぶりかで高松次郎さんの作品を見ることができて、なんかもう胸がいっぱいです。野島美穂さんの鏡が展示されてなかった*1のはちょっと残念。別の機会に見られるといいな。
11時、福島へ出発。12時半に実家に着いたら伯父さん夫妻が来てくれてたのでまずはご挨拶。その後昼食を兼ねて外出、銀行郵便局父ちゃん職場と駆け足で移動→家へ戻って保険会社等へ電話。うちのママンはこうした事務処理の一切を父ちゃんに頼りきっていたため、ひとりじゃ本当にびっくりするほど何もできません。先だって「実は一度もATMを使ったことがない」と聞かされたときは心底驚きました。一体どこの箱入り娘かと。
そんなわけで、大したことは何もしてないにもかかわらずママンから尊敬のまなざしを向けられ、なんだか変な気持ちになりました。何はなくともとりあえず、保険証だけは早くなんとかしないとなー。いまインフルエンザとかやられたらシャレにならん。
19時、仙台入り。夫の帰りが遅いというので、kokyuのライブを見に行きました。+/-とモールスも仙台に来てるんだよな、どっちにしよう…とも思いましたが今日はkokyuが聴きたかった。「回教徒の朝」に始まり「異教徒の踊り」で終わる、という素晴らしいセットリストにしびれました。「ゲダウェイ」も「井戸と水」も聴けて嬉しかった…。感無量です。
わたしにとって、「ライブを見に行く」というのは非日常的で喜ばしい行為です。そして、これはライブに限った話ではないのですが、楽しいことが終わった後というのは満たされながらもさびしい気持ちになってしまいがちです。でも、今日はそうじゃなかった。なんて言ったらいいんだろう、「今のこの記憶が消えないのなら、現実に戻るのもこわくない」って思えたんです。力強くも繊細で、かつ美しく気持ちよい演奏が身体のすみずみに染みわたりました。あたたかい海を潜って泳いで水面に顔を出したとき、いっぺんで視界がクリアになるような、今はそういう気持ちでいます。目のさめるような、っていう比喩はこういうときに使うものかしら。ありがとうございました。おやすみなさい。

*1:別会場に移動してた模様