映画「ソーシャル・ネットワーク」を見てきました。ああ、やっと見に行けた。評判どおりにおもしろかったです。すごくおもしろい。けど、英語がわかればきっともっと倍くらいおもしろく感じるんだろうなという気がしました。というくらい、登場人物どいつもこいつも舌が絡まりそうな早口でまくしたてるように話してた。口の動きと言葉の響きだけでかるく酔ったみたいになりました。字幕のひと、きっと大変だったろうな…。
「女に袖にされた大学生の腹いせ」というとまず頭に浮かぶのは森見登美彦「太陽の塔」なのですが、ええじゃないかもフェイスブックも「大勢の人を巻き込んで何かやらかす」という点においてはまったく同じですね。人が本気を出すに至るのは心の中の大事な部分を傷付けられたとき、というのは洋の東西を問わない共通事項ってことなのかしら。それにしても、男のプライドって未練って執念って可愛くて惨めで切ないなあ、そして理系の(しかもおそろしく頭の切れる)ひらめきと想像力と実行力ってとんでもないなあ。と思いました。ふたつ揃うとえらいことになるんだな、○○○○に刃物ってこういうことかな、とか。ナップスターの創設者を演じたジャスティン・ティンバーレイクのチャラさ具合が最高に最低でした。おやすみなさい。
