almost everyday.

its a matter of taste, yeah

昨夜はあの後、渋滞もなく仙台にたどり着くことができました。吹雪の福島でもあれだけ寒かったというのに、風も雪もない仙台のほうがずっと、身を切るように寒くて身体がしんから凍えた。エスパル地下の連絡通路はやはり閉鎖、名掛町地下道から東口へ。地下駐輪場に停めておいた自転車は運よく無事でした。地震当日、浸水は免れたのでしょうか?ありがたいことです。
夫との6日ぶりの再会は、さぞ感動的なものになるかと思いきやおたがい実にあっさりしたものでした。あれ?こんなもん?と思って、それからしばらくしてやっと気がついた。わたしたち、つい1年前まではこれが当たり前だったじゃないか。いつも週末しか一緒にいられなかったじゃないか。なあんだ。ちっとも大変なことじゃないよ。そう考えたら少し気持ちが楽になったんです。よかった。
仙台は福島以上に物資が乏しいらしい。と聞いて、バスに乗る前にたまたま開いてたお店でお弁当を買っておいたのは我ながらグッジョブでした。街並みは思ったよりも灯りが多くて安心したけど、休業中のコンビニは中が見えないよう目張りが施されていたりしてやや殺伐とした印象。幸い電気は通っているので、前述のお弁当をレンジで暖めていただきました。美味しかった。
その後、電気ポットで沸かしたお湯を湯船の溜め水に加えて久方ぶりに髪を洗ったりも。震えがくるほど寒くて寒くて、頭の中ではひたすらずっと会いたくて会いたくて震える曲のサビだけがぐるぐる回り続けるありさまでしたが、耐えた甲斐あって頭はだいぶさっぱりしました。うれしい。
仙台のこの部屋は驚くほどに被害が少なく、床に落ちたはずのテレビもPCもネット環境もすべて無事でした。さすがにCD棚は倒れたそうですが、中身が割れたり欠けたりすることもなかった様子。ネットもようやく見ることができました。ここの雑記にも、いろんな方からコメントをいただいていたのですね。ありがとうございます。身の回りがもう少し落ち着いたら、あらためてゆっくりお返事差し上げたいです。
福島へ運ぶ荷物をまとめた後は、部屋の片付けもそこそこに早々と就寝。久しぶりの家のふとんがうれしくて、ようやく少し深く眠れた気がしました。
明けて今朝は、冷蔵庫に残っていた僅かな野菜と乾麺をストーブの上で煮立てた煮込み麺など。なるべく食器を洗わずに済むよう、土鍋を挟んで向かい合って麺をすすりました。倒れた家財の下から見つかった乾麺はぼろぼろに崩れていたけれど、それでも温かな汁物は美味しくありがたいものに思えました。
夫の出勤に合わせて家を出て、バス乗り場へ向かうとそこには既に長蛇の列が。極寒の中、2時間待ってようやく福島行きのバスに乗ることができました。姉の家にはお昼前にどうにか到着、くたびれ果ててそのまま寝落ち。ごめんなさい、明日からはちゃんと働きます。目覚めた後は買い出しへ。晴れてるけれど風はとても冷たいです。姉の家では今朝から水が出るようになったので、今から久しぶりのお風呂に入ります。すごくすごくすごくうれしい。しあわせです。