almost everyday.

its a matter of taste, yeah

善意に見せかけた商魂、みたいなものはこのところ呆れるくらいにたくさん見聞きしていて、それでもやっぱり思うこと。やらない正義よりやる偽善です。そっちのほうがずっといい。ただし、それが親切の押し売りでなければの話ですが。という現場の声を少しだけ。
まず、避難所は廃品回収の場ではありません。衣類については特に、その主たる機能を既に失っているもの(例:ゴムの伸びた下着や靴下、穴の開いた防寒着等)をお届けいただいても、使い道がないばかりか仕分けの手数が増えるのみです。お気持ちは嬉しいのですが、即時使用に耐えない品物を扱う時間と人手と収納スペースは存在しないとお考えいただければ幸いです。
また、生の食材をアポイントなしで避難所へ直接お届けいただいても、冷蔵・冷凍庫の容量等設備面の都合でお断りせざるを得ない場合があります。せっかくのご厚意を無駄にしないためにも、事前に避難所を運営する自治体あてご一報いただければと願わずにいられません。
この世でいちばん大事なもののひとつに、是が非でも挙げておきたいもの。今この瞬間のわたしにとって、それは「想像力」以外に考えられません。
もしもあなたが、家も家族も何もかもぜんぶ失ってしまったとしたら?そんなときに必要なものは何?要らないものは何?
持つ者が持たざる者に与えるのではなく、与える自分に酔うのでもなく、身近なひとが悲しいときにそっと寄り添うような気持ちをなるべく長く保ち続けていただけたら。それこそが、いま最も皆さんの求めるところなのではないかという気がしています。勝手に。