almost everyday.

its a matter of taste, yeah

You Can Have It All

今朝もうつくしい秋晴れ。新幹線が駅のホームにすべりこんだ瞬間、ドアを隔てて向こうに立つおじさんの額がまるで御来光のようにきらりと輝いたもんで、笑いをこらえるのに必死でした。ほんとにすごいタイミング、さながら正月番組のオープニングみたいにぴかーっとまぶしく輝いたんです…!なんとなくありがたいような気持ちになりました。
通勤時の話をもうひとつ。夏のあいだ、毎朝同じ車両に乗るおじさんの一人から目が離せませんでした。ワイシャツにスラックスで一見ふつうのサラリーマンなのですが、あるときふと足元へ目線を落とすと何故か靴がクロックスだったんです。もう何年も前に大ヒットした、プラスチックだかシリコンだかでできたサンダル。黒だからぱっと見あまり気がつかないけど、たまに洗濯が間に合わなかったのか白い靴下(いつもは同系色)を履いているときはクロックス特有のデザインにより足だけ水玉模様みたいに見えて、かなり異様な雰囲気を醸し出してました。それから毎朝おじさんの足元を盗み見るのがささやかな楽しみだったんですが、やがて秋の訪れとともにふつうの革靴へ様変わりしてしまい(そりゃそうだ)失恋にも似た悲しさを味わうこととなりました。毎朝の娯楽をありがとう、おじさん(蛭子さん似)。
仕事の谷間でぽかんと時間が空いてしまい、平たく言うと暇になったので早めに仕事を切り上げ高速バスでばびゅんといわきへ。インター入り口まで迎えに来てくれた友人と再会をよろこび合い、美味しいお寿司をいただき、これまた美味しいビールをしこたま飲んでなごやかに夜は更けていきました。ああ、たのしい。おいしい。しあわせ。おやすみなさい。