almost everyday.

its a matter of taste, yeah

耐え難い痛みなんてほら どこでも買えるんだよ


「この週末は遠出するし、3月はお互いとんでもなく忙しくなるから今のうちにいっしょに有休とっとこう?」と最初に言ってきたのは夫だったはず。なのですが、結論から言うと本日わたしひとりが自主オフになりました。うわあん、ひどいよダンナさん!…とか言いながらも、ひとり遊びは苦にならないので全くもって問題ありません。プリィズウェルカムどんと来いって話です。書いててなんだか虚しくなってきました。しょんぼり。
8時に出勤する夫を見送り、洗濯機を2度回す間に時計がわりのテレビで何となく婚活詐欺連続殺人事件関連のあられもないニュースに見入ってしまい「どんだけすごいの」「そんなにすごいの?」「いや待てただの勘違いなのか」とへんに興味をそそられるなど。実際のところどっちがより燃えるんでしょうね、究極の二択として。不細工だけど名器の持ち主(かつテクニシャン)と、美しく可憐だけれども醒めきったマグロだったら。もしもわたしが男の子ならそこそこ可愛くてそこそこ意欲的なのがいちばんぐっと来るだろうけども、現実的に考えたらば。ともあれ、相手任せはよくないよねえエロに限らず何事も。そんなことない?
10時、いったんフォーラムで映画のチケットを買ってから駅前へ。開店直後のタワーを覗くも欲しい音源が見当たらず、石井屋のイートインで早めの腹ごしらえを。

サンドイッチの具は極細のきんぴらごぼうと蒸し鶏、たまご。手前のレトロな包み紙はジャーマンポテト入りのフレンチトーストです。甘じょっぱくてくせになる味。
11時45分、フォーラムで「永遠の僕たち」。透きとおる白い肌のティーンエイジャー美男美女カップル+カミカゼ特攻隊の加瀬亮、という触れ込みだけで既に眼福。思わずため息が出てしまうほど綺麗な画面に釘づけでした。予告編を見た時点では難病悲恋プラトニックものかと思われましたが、予想に反してやることやってる辺りがなるほどガス・ヴァン・サントと納得させられたりとか。ともすれば重たくなりがちなテーマなのにふんわり軽やかで掴みどころがなく甘酸っぱい、この季節にしっくりはまる淡い余韻がきもちいい映画でした。とりあえず喪服姿のヘンリー・ホッパーが、そしてベリーショートのミア・ワシコウスカが眩しいくらいに可愛らしいです。音楽もよかったな。終盤のニコが特に。ラストシーンのヘンリーのあの表情ったらもう。きっと父ちゃんが大変な時期だったんだろうね…とエンドロールに目が潤んだりも。
帰宅後は塩豚を仕込んだり洗濯物を取り込んだり、ゆっくりお風呂に浸かったり書き物をしたりして静かに過ごしました。いい天気だったな。明日からまたお仕事に励みます。おやすみなさい。