almost everyday.

its a matter of taste, yeah

大器晩成だから人生やめられない


アラバキにスパゴが出るなんて!いやーんたのしみ。あああどうしよう。初期の名曲繰り出されたらわたし泣きます。ていうかきっと、いや確実に号泣。たまらーん。
先週受けた血液検査。先生と向かい合ったその瞬間の気持ちったらもう、有罪判決を待つ被告のような諦念まみれだったわけなんですが。意外にも結果はすべて陰性でした。え?じゃあこの痛みは何なんですか?と訊いたら一言「炎症ですね」でザッツオール。それはそれでびっくりしました。今ひとつ腑に落ちないけど、まあ、よかった。ひとまず向こう2週間は薬のんでおとなしくしてます。おやすみなさい。
昨夜の港ロケはほんとうに、見ていて唇がわなわな震えるくらい腹立たしかったです。そんな単純な話じゃないんだよ、被害者であり加害者(の末端)でもある、というひとが、その家族や親戚や友人がかつてあの辺りにどれだけいたか分かってる?分かっててそんなふうに分かりやすく断罪するの?ねえ。そういうふうに、よその土地に暮らすひとにもお伝えするの?大きすぎる影響力を持つあなたが?本気なの?
そう思ったら悔しくて悔しくて、胸ぐら掴んでぶっ飛ばしたくなるくらい腹が立って仕方なくて、歌が始まるその瞬間に「馬鹿にすんな」と吐き捨ててふとんに入ったのですが。エンディングではそうした環境をひっくるめた勇気あるコメントがなされた、という事実を翌朝知って深く恥じ入りました。最後まできちんと見なくてごめんなさい。それでもやっぱりあのロケは許せないよ。やりかたが汚いよ。有名人と死に絶えた家畜、荒れた港から臨む煙突。申し訳ないけどただの物見遊山にしか見えませんでした。わたしには。
痩せて貧しい土地にあたらしい技術がやって来て、財政が潤うと同時に雇用も増えました。人口も増えました。そして何より、若者が町を出て行かなくなりました。生まれ故郷を離れなくても、働き口に困らなくなったからです。そういう豊かさをもたらした産業が、誰にとっても必要不可欠なエネルギーをもたらすという輝かしい産業が、自らの誇りであったに違いないその職業が、一転してすべてを奪い周囲からは蔑まれる。そういうことが起こったんです。
あの施設が、あの技術がなくなればいいっていう、ただそれだけの話じゃないんだよ。あのひとたちが失ったもの、家や仕事や他にもぜんぶ、取り戻すか手に入れ直すまでは終わらないんだよ何ひとつ。そして、同じ県に生まれ育ったわたしも、失われたすべてをもう一度手にしたいんだよ。この不安を取り除きたいんだよ。ねえ。それ、分かってる?本当に?