almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ちゃんと届いているかな

  • いやー、今週、短かかった…。いやいや、やっぱり、長かった。仕事の進捗に照らし合わせればあっという間でありながら、体力的には寝ても覚めてもまた出勤、という感じでした。あれほど長かった正月休みがすでに遠い昔のようにさえ思えます。正念場の第4四半期が駆け足で過ぎ去ってしまいそうな気がして、今から少しそわそわしてる。
  • そんなわけで今宵の新年会は、もろもろ立て込んでて行ける筈もなかろうと最初から欠席扱いにしてたんです。が、連休を前にたまたまキリよく作業が一段落ついてしまい、かと言って今さら参加するわけにも行かないよなーと思ってたところへタイムリーすぎる吉報が。仙台では明日から公開予定の映画「悪童日記」、福島では今日が最終日なのですって。それも、終業後急げばぎりぎり間に合うくらいのレイトショー。これ幸いとばかり、さっそく足を運びました。

  • 遠い昔に怖くて怖くて読み進められなかった物語が、ここまで原作に寄り添って映像化されたことにまずは驚きました。そして何より、双子の、あのまなざし。序盤では安らかな寝息とともにやわらかく閉ざされていたその目蓋の奥の、おそろしいほど真っ直ぐでうつくしい暗い光をたたえた目。物語が進むにつれ、次第に見るものを射抜くような冷酷さを増して行くのがとてもスリリングでした。あの双子を見出した時点で、映画のアウトラインはほぼ完成に近づいていたのではないかという気がしてしまうほどの存在感。
  • 上映前は「これ、R-12で大丈夫なのかな」という不安が少なからずありましたが、本格的にアレなところは見た者の解釈に委ねられており贅沢な余白とも言うべき豊かさを感じました。残酷なシーンも間接的に映し出されるところが多いので、怖い映画が軒並みダメな自分でも拒否反応なく鑑賞できた点を強くアピールしておきたいと思います。第二次世界大戦下のハンガリーが舞台、という時代背景からして重い作品ではあるものの、はっとさせられる瞬間が多々ある良い映画でした。はー、まだ少し胸がざわざわしてる。
  • それと今回、久々にフォーラム会員になって驚いたのは「入会時に発行される10枚綴り券が角エリア毎ではなくグループ全体で使用可能な共通券になったこと」です。これってまるで、仙台-福島通勤者であるわたしのためのような良改訂…!仙台で見逃した作品を福島でフォローすることもできるしその逆もまた然り、さらにはどちらか一方でしか上映されない作品だって多々あるのです。嬉しいなー。今年は近年になく映画をたくさん見る年になりそうな予感がひしひしと。おやすみなさい。