almost everyday.

its a matter of taste, yeah

'Tis a Pity She Was a Whore

  • 起きたら雪。駅前の歩道橋はまだ誰の足跡もついてませんでした。ささやかな征服欲が満たされる瞬間。

  • 朝のうちにあれこれと用事を済ませてタワーをぐるり。店内で流れてる音源がめっぽう格好よくて、誰かと思ったらデヴィッド・ボウイの新譜でした。とりわけ2曲めのドラムが素晴らしいのでクレジットを見るとマーク・ジュリアナの名が。このひとだったのか…!まるで引力のように抗い難い色気を放つ音。すごく気持ちいいです。そこに絡みつくサックスもまた気持ちよかった。それにしてもあー、最期にこんな凄いのを遺して行ってしまうなんて。凄いよ。
  • それとMETAFIVEはあれね、小山田さんは敢えて歌わないのかしらね?っていうのは穿った見方なのかしらね。ふむ。

  • お昼はせり中華。山と盛られたしゃきしゃきのせり、大変美味しゅうございました。はー、しあわせ。
  • 午後出勤からのクライアント打ち合わせ、の筈がなんとドタキャンそして連絡つかず。冗談きついぜー、とぐんにゃりしながらもひとまず待機、たわむれにタイムラインを覗いてみたら下北沢では奇妙さんが寝坊でライブに穴を開けてらして大変なことになってたようで。
  • のっぴきならない理由による遅刻やなんかはいつ誰にでも起こりうるわけで、明日は我が身と思えばそうそうばっさり断罪する訳にもいかないのだけれども。ましてライブやなんかの場合、演者さんのダメなとこやなんかも作風・芸風のひとつとして受け入れつつ愛でてることも多い訳で、ある意味どうしようもない話になっちゃうんですよね。分かってる。分かってるけど、それでもやっぱり落胆するよね。悲しみの持って行き場がないよね…と思ったらとても切ない気持ちになりました。
  • そこへ持ってきてわたしの場合、個人的には何の付き合いもない仕事相手にやらかされてるだけの話なので、ただただ腹立たしく悔しいばかりです。この分だと明日また仕切り直しなのか…。電話かけても捕まらないって何なんだそれ。泣けるわ。
  • そんなこんなで踏んだり蹴ったりむしゃくしゃしまして、こんな気持ちのまま帰るなんていやあああ!となったもんで映画を見に行きました。チネでEDEN

  • そうね、本当に「夢と挫折」の映画でした。出るやつ出るやつ、どいつもこいつも漏れなく全員細かく刻んで鼻から吸ってた。むしゃくしゃついでにめずらしくビール持ち込んで*1ちびちび飲みつつ観てたんですけど、前半は特にどろどろ酔っ払って見たい感じのアッパー具合、刹那的で享楽的でびっくりするほどきょうの気分にぴったりでした。こういうことってあるんですね。ふふふ。

  • ずいぶん前からうすうす感づいてること。わたしはきっと映画が好きなんじゃなくて、映画が始まるあの瞬間こそが好きなんだと思うのです。灯りが消えて暗闇に身を浸して、自分の姿を消してしまえるあの瞬間が。おやすみなさい。

*1:ちゃんと劇場で買ったものですよ