almost everyday.

its a matter of taste, yeah

灰色の空を迎え撃つ

  • 上司の葬儀のお手伝いへ。
  • 遺影はまるでつい昨日撮られたかのように真新しく、いつもの笑顔でいつものように真っすぐこちらを覗き込んでくるものですから、このまま二度と会えないだなんてちっとも信じられなくて、式の間じゅうずっと呆然としてました。
  • 職場がらみの弔問客があとからあとからきりもなくやってきて、ああもう本当に行く先々で慕われてたんだなあと。こんなにたくさんのひとに惜しまれて、優しそうなご家族を残して、こんな若さでこの世を去らねばならないなんて。くやしいくやしい、とてもくやしい。
  • いつかの宴会で隣り合わせの席に座ったとき、ふとしたはずみで音楽好きだという話題になり、海の向こうのバンドの名前をぽつぽつ挙げたら「いやあ、まだまだ若いのにずいぶんいい趣味してるなあ。わたしはずっとフロイドひとすじだよ、へへへ」と相好を崩しておられたのを思い出してます。もっとたくさん、いろんな話がしたかった。部下が自由に話せるように、いつもまずは自分から心を開いて、本音と建前を聞かせてくれる上司だったんです。
  • たくさんたくさんお世話になりました。ありがとうございました。さようなら。おやすみなさい。