almost everyday.

its a matter of taste, yeah

鐘が鳴ったら帰ろうね

  • けさ後輩と挨拶を交わした際、ふっと顔を覗きこまれたあと「先輩、なんかめっちゃ髪伸びてないすか?」と首を傾げられ大いに戸惑うの巻。何?わたしの髪って週末2日でそんな目に見えてどんどこ伸びるの?それって呪いの人形ばりじゃね?もしくは冬毛?どっちにしても怖い。怖いよ。
  • 土曜日からこっち、寝ても覚めてもkokyuばかり聴いてて何なら夢の中でもライブが繰り広げられてるんですが。ずっと前、好きな曲を互いにプレゼンしあう会合でクラシック/オペラ好きの知人によってもたらされたkokyu評を久しぶりに思い出しました。今となってはどの曲だったか思い出せないけど*1、短くひと言「カルメンだな」と言われたのを覚えてる。ハバネラ。気まぐれな野の小鳥、自由な魂の持ち主。まさしく!
  • いよいよと言うか遂にと言うべきか、ここ日本でも #MeToo の動きが大きく報じられつつあります。ビョークの時*2にも思ったんですが、まず「すべてのハラスメントは醜悪」、これ大前提。その上で、自分の中での疑問というか自信を持てずにいる点がふたつほどあります。
  • ひとつ。今回ハラスメント加害者として報じられた電通OBは「クズ」「ゲス」「人外」等すさまじい罵詈雑言でもって糾弾されていて、ここらへんに明かされている内容が事実ならそれもやむなしと首肯せざるを得ないわけですが。それはそれとして、ひょっとして万が一、自分が同じ立場に押し上げられたりした時に似たようなことをしないでいられるか?というとどうにも自信が持てないのです。
  • つまり。もしも自分が(1)勉強ができ(2)コミュニケーション能力に長けていて(3)電通に入社して(4)成功を収めて(5)大勢の部下を従えて(6)そこそこの権力を手に入れた、としたら。まあ実際そんなことは起こり得ないのですがそれはちょっと置いといて「ある種の特権を手に入れたとき、自分はそれを行使せずにいられるか?」というと甚だ自信が持てないわけです。あまりにも現実離れした話なので、ここはいっそ「チヤホヤされても調子こかずにいられるか」くらいに矮小化してもいいかもしれない。自分の場合、根っからの小市民ゆえ盛大に道を踏み外すほどの度胸はないでしょうが、バレない程度のシケた悪さならしれっとやらかしてしまいそうです。その辺、あんまり自信が持てない。
  • ふたつ。「食事した=自分の事を好き、抱ける は間違った幻想。食事した=食事したっていう事実にしかならない。」という女性側からの声について。え、そこ、言い切っちゃって大丈夫?相手によりけりってことはない?ひょっとして万が一、高橋一生斎藤工星野源と会食する機会があったとして、そういう場合も同じこと言える?多少なりとも言い寄られたいとか思ったりしない?本当に?
  • 我ながら喩えが雑なのであらためて言い直しますが、取引先や上司なんかの「そもそも関係性が薄い/あるいは生理的に無理な相手」と、親しい先輩や信頼のおける恩師など「恋愛感情とは違えど憎からず思っている相手」とでは、同じ仕事のサシの食事と言えど意味合いが違ってくるのではないでしょうか。何ならいっそ、そういう誤解を否定しきらず相手を気持ちよくさせておいたほうがいい方に転ぶ場合だってあるわけで、そこは持ちつ持たれつというか必ずしも捕食者vs被食者という図式が成り立つわけではないんじゃないかと思うわけです。
  • そこら辺の微妙なニュアンスに何ら言及しないまま「食事だけでは好意の証にならない」と公言してしまっては、後々いろんなチャンスの芽を摘むことになるのでは…?と勝手に若者の未来を案じたくなった次第であります。というのも、これって「そこはそれ、察してほしい」「ただしイケメンに限る」みたいな話にシフトしようとすると確実にダブスタ扱いで揚げ足とられるやつじゃないですか。その穴はあらかじめ塞いでおきましょうよ、って話です。頭ごなしに否定するのではなく。
  • とは言え、難しいんですけどね実際。年長者への気遣い(ゴマすり)を真に受けて勘違いするおじさん、いっぱいいたもんな…。あわよくば、って感じでそこにつけ込もうとするおじさん。片田舎の地味な小娘でしかなかった自分にさえ多少の覚えはあるのですから、潜在数はきっとものすごく多いはず。いろんなケースがあるので一口にどれが正解とは言えないけれど、少なくとも既婚者は自重しとかにゃならんで。と思います。おやすみなさい。

*1:たしか「畜生」「回教徒の朝」あたりだった気がする

*2:http://almosteveryday.hatenablog.com/entry/20171018/1508332928