almost everyday.

its a matter of taste, yeah

キングスマン: ゴールデン・サークル

  • TOHOシネマズでキングスマン: ゴールデン・サークルauマンデイの恩恵に与れる日なので、せっかくだからと奮発してIMAXにて鑑賞してまいりました。
  • ここらへんで書いたとおり本作の予告編、もっと言えばフーとプライマルスクリームに惹かれて足を運んだクチですので、予習どころか公式サイトすら見ず予告編を除き一切の予備知識を断ったままこの日を迎えたにもかかわらず、全編手に汗握ってゲラゲラ笑ってちょっとだけ目が潤んだりもして140分があっという間でした。まさか、オープニングのカントリーロードがあんなふうに回収されるとは。ゴールデン・サークルが組織への忠誠と永遠の愛のダブルミーニングだったとは。クライマックスに次ぐクライマックス、テンポのよい展開、年明け1本めにふさわしいド派手な演出。楽しかったです。
  • さてと、それはそれとして。エルトン・ジョンを崇めつつイジり倒すねちっこいユーモアや舞台のひとつにグラストンベリーを選ぶ辺りからして音楽への目配りというか色目はバリバリに感じられたのだけど、予告編であれほどガンガン流しまくってたマイジェネレーションもロックスも結局のところ一度も使われないままエンドロールを迎えたわたしのこのキョトン感はどうしてくれるつもりなの?って話です。いやもう、本当、そこに関しては詐欺だ!金返せええええ!って気持ちでいっぱいです。わたし、すっごく、楽しみにしてたんですよ…?そりゃプリンスだって格好いいけど、それとこれとは話が別ってもんでしょう。キック・アスでヒットガールが悪党どもを斬りまくる場面のバナナ・スピリットよろしく、冒頭のカーアクションでリミクス版のフーが流れるもんだと信じて疑わなかったんですよ。うわあああああん!
  • …とまあ、冗談はこのくらいにして。Filmarksの感想などを見る限り「前作からの流れが最高」「復習必須」との声がめちゃくちゃ多いわけなんですけど、ここから見はじめた身としてはむしろここから1作めに遡って答え合わせできるのがめちゃくちゃ楽しみだったりしてます。そして同時に3作めへの期待も高まってきてる。あの人やあの人が生き返るんじゃないかとか、次はハル・ベリーのアクションが見られるんじゃないかとか。いやあ、見たいですね。ね!ていうかそもそも、あのルックスで50歳超えてるとかもう奇跡じゃね?素晴らしすぎない?ねえねえねえ。
  • 最後に少しシリアス面に触れておくと、主にアメリカへ向けての皮肉に満ちたユーモアが炸裂してましたね。自国ひいては全世界を揺るがす問題をろくに検討もせず大統領令ひとつで片付けようとするワンマンぶり、あんな物騒なハンバーガーを作っておきながらシステム解除パスワードがヴィヴァラヴィーガン(菜食主義者万歳)ってそれどんなギャグよ?っていう。
  • 映画のあとは球場へ。献花をするのが初めてでお作法を知らず、駅の花屋で包んでもらったお花を持って赴いたのですが、球場正面入口に着いたら立派な祭壇が用意されていて球団職員さんがたくさんの白いカーネーションを一人一人に手渡してくださってました。日本一、ありがとうございました。仙台で日本一になった仙一さん。おやすみなさい。