almost everyday.

its a matter of taste, yeah

時計がわりのテレビ寝ぼけて見ながら

  • 平日の朝、目覚めてすぐに茶の間へ向かいテレビをつけると大抵まだ本放送は始まっておらず、ジャパネットやショップジャパンのアイロンだとか枕だとか痩身マシンの途方もなく凄いらしい性能を右から左へ聞き流しつつ徐々に覚醒するというのがいつもの習慣なのです。が、今朝は違ってました。
  • リモコンを手に取ると、既にいつもの情報番組が始まっている。あれ?寝坊した?あわてて時計を見るも、時刻はいつもの朝と同じ。違っているのはアナウンサーの声が極端に張り詰めていること、そして背後に紙の束をたたきつけるような音やつんのめるような足音や報道フロアと思しき場所からのざわめきがずっと響いていることでした。またあの時と同じだ。
  • つい10日前に訪れたばかりの空港が、停電により復旧の見通しが立たないという。美味しいお寿司を食べに闊歩したあの街並みも闇に包まれている。次々と映し出される往来のアスファルトがぐにゃぐにゃに波打ちひび割れている。何もかもが現実感を欠いている。画面が厚真町の大規模な土砂崩れを上空から捉えた映像に切り替わった瞬間、まだ何も食物を摂取していないはずの胃から苦いものがせり上がってくるのを感じました。駄目だ。こんなの耐えられない。
  • それとは全く何の関係もなしに自分は自分で日々のタスクをやりおおせねばならないわけで、いつも通りに出勤し、いつも通りに仕事をこなし、何ならいつもより遅くまで働いて帰りの電車でこれを書いています。わたしはわたしのやれること、やらねばならないことをまずやりおおさなくてはならない。
  • 先発は則本。8回無失点14奪三振とは何と喜ばしい。9回松井も三凡だったし島内が今日も猛打賞と気を吐いてるし、このところずっと消え失せていたがむしゃらな何くそ感が再びふつふつ滾ってきているような気がしてほんの少しだけ頼もしいです。明日の試合は日ハム身動き取れずで中止、現地の安寧を祈りつつ募金などして過ごしましょう。おやすみなさい。