almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ホット・サマー・ナイツ

  • チネでホット・サマー・ナイツ。ひと夏の思い出&若気の至り映画として必ず押さえておかねばならないポイント、つまり美男美女の恋とスリルが主な題材なのだけど、本当にただそれだけだったなという印象。シャラメ演じるダニエルが塞ぎ込む前、つまり父親を失うまでの姿が全く描かれず彼の人となりが一切見えてこないもんだから、恋をしようが悪さをしようが「へえ、あなたはそういう子なんですね」としか思えず終始他人事感が拭えなかったです。心の動きが見えてこないので全ての行動が唐突かつ行き当たりばったりに思えてしまう。まあ、それはそれで若気の至りと言えないこともないけれど。危ない橋を渡るシーンがほぼ皆無で、なんか知らんけどただ金が集まってくるみたいな成り上がりっぷりも説得力に欠けるわ〜とだんだんしらけてきてしまいました。
  • 地元じゃ負け知らずのハンターことアレックス・ローザック・エフロンばりの筋肉でもって悪い男のやんちゃなフェロモンを惜しげもなく振りまいていて、子鹿のように潤んだ瞳のヒョロガリであるところのシャラメは明らかに分が悪いというか主役っぽさが感じられないのもつらいところです。健気でも肝が据わってるわけでもなくただずる賢いだけ、平気で商売相手を出し抜きバレたらさっさとマッハで逃げるただのクズ。もっと仕事を選べよシャラメ、目を覚ませ!と言いたいです。こういう作品ばかりで消費されちゃったらやだ、もっと記憶に残る作品に出てほしい。3段重ねのワッフルをシロップでびしょびしょにするシーンはキュートだったな。