almost everyday.

its a matter of taste, yeah

甘いお酒でうがい

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  • お昼前、チネにて甘いお酒でうがい。秋に封切りされた際、この辺りではどういうわけか富谷のみの上映でタイミングが合わず観に行けなかったのですよね。それで先日、同監督による私をくいとめてを観た結果、本作を観たい気持ちがあらためて再燃してきたというわけです。だって、綿谷りさの原作がああいう感じに仕上がるってことはですよ、シソンヌじろうはどうなっちゃうの?ってめちゃくちゃ気になる。ちょう観たい!
  • 形よく切り揃えられた艶やかなショートボブの松雪泰子は、どこにでもいる平凡な中年女のおかしみと只者ではない手練れの艶かしさを併せ持つファンタジックな存在としてスクリーンのど真ん中に君臨し続けます。日記と称したモノローグは、ごくありふれた日常のあるあるネタを呟いたと思えば次の瞬間には生死の境目や哲学めいた壮大なテーマに及んだりしてまったくもって油断ならない。日常的に酒を嗜み、だいぶ遅めの初詣でも「美味しいお酒が飲めますように」と拝んでみせる彼女が時に、まるで何かの儀式みたいにゆっくりとグラッパを飲み干す姿が印象的でした。強いお酒を飲み下す時のあの、熱いかたまりが喉を滑り落ちていく感触をこれほど明確に具現化してもらえたのを観るのは初めてだ、とへんに嬉しくなってしまった。
  • 時にはただのひとりごと、またある時は独白そして心の叫びのような言葉の数々はどれもシソンヌじろうによって生み出されたもの。コント師である彼は常に演者としての自分と観客から見える自分を意識しているわけで、そこに徹底した客観性とある種の毒っ気を感じ取らずにはいられません。その毒が「女性を演じる男性としての自分」に向けられているのか、はたまた「女性である松雪泰子が演じてもなおファンタジックな存在である川嶋佳子」なのか、あるいはその両方なのかと考え出したら頭がこんがらがってきました。穏やかで優しくて居心地がよくてこのままずっとここにいたい、だけどこれを何もかも全部そのまま真に受けたらきっと痛い目に遭う。そんな危機感を覚えた次第であります。

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  • 6時前に散歩に出て、雪かきを終えて部屋に戻ったらちょうどぴったり箱根駅伝の中継が始まる07:50でした。とりあえず大手町も天気がよさそうでほっとするなど。
  • それにしてもまあ、創価大がここまで突出した力を見せつけるとは全く予想できませんでした。有力校が主力を欠くなど様々な要因が絡み合った結果とは言え、なんとも隔世の感があります。
  • ごく個人的な興味の変遷を辿ると05〜07年の今井&09〜12年の柏原、つまり福島ゆかりの山の神が無双していた時期から青山がカウンターとして台頭しつつあった13年頃まで、特に熱心に各チームの動向を追っていたように思います。チャレンジャーとして試行錯誤していた時期の青山は、伝統やしがらみに囚われない柔軟で魅力的なチームだと思ってたんですよわたしは。それがいざてっぺん取ったらいろいろやなとこ見えてきたっつうか、荒唐無稽なバラエティ企画に現役選手を引っ張り出すとか、指導者の露出が増えるだけならまだしもリップサービスが過ぎて今にも舌禍を招きそうだとか、なんて言うかこう今となっては「あの鼻を一刻も早くへし折ってくれるニューカマーの登場、あるいは古豪復活が待たれる…」ってな感じで鬱憤が溜まりに溜まってたわけです。なもんで今日はひとまずあれだ、でかした創価!ここから巻き返してきたら格好いいぞ青山!どうなることやら。
  • 映画の後は献血のち初売りをひやかしに。夕方の駅前は人もだいぶハケて歩きやすかったです。いつものお店で仕事にも着回せそうなニットを1枚、ユニクロで「よし、ほぼ底値」と見切った極暖ならびに超極暖を首尾よく購入いたしました。これで2月の山行きも怖くない…はず…?おやすみなさい。