almost everyday.

its a matter of taste, yeah

沈没日記2022(通算142日目)

  • 一年ちょっとぶりに揺れました。めちゃくちゃに揺れました。どれくらい揺れたかったいうと、震災翌年に入居したこの部屋で、ガチガチに耐震策を施したはずの天井突っ張り式本棚&CD棚がいとも簡単にひっくり返るハチャメチャな揺れっぷりでした。
  • これらの棚は寝室の壁に沿って設置しており、幸いにもふとんがクッションになってくれたおかげで書籍やCDの破損は最小限で済みました(それでも多少は折れたり割れたり欠けたりしたのですが)。ただ、倒れた棚の角が見事に枕の真ん中に突き刺さってたんですよね。つまり、仮にもし揺れたのが就寝中であったなら、我々の頭は確実にカチ割れていたに違いない。たまたま夫の帰りが遅く、食事の後片付けを終えたばかりで茶の間にいた。おかげで運よく難を逃れた。そういうことです。
  • ちなみに、今回の揺れは78年6月12日の宮城県沖地震とほぼ同程度の規模であると聞き及びました。当時のわたしは生後10日、箪笥だらけの部屋の真ん中に寝かされていたところ、母方の祖母が大揺れをかいくぐって抱き上げて何とか外へ逃げ出したところで全ての家具がばたばた倒れた、運よく拾った命なのだと何度も何度も言い含められて育ちました。
  • これは11年前にも思ったことですが、「また生かされてしまった」という罪悪感とも後ろめたさともつかないずっしり重たい得体の知れない何かをまたひとつ背負わされた気がしています。残りの人生、「二度あることは三度ある」「生まれたからには死ぬまで生きろ(©STAN/THE FIRE)」を肝に銘じて生きようと思います。おやすみなさい。きっと眠れやしないだろうけど。