almost everyday.

its a matter of taste, yeah

A Light for Attracting Attention

  • 朝ドラ第5週、月曜から唐突にフレンチトースト。あのさ、材料いったいどうやって調達したん?沖縄はまだドルの世界だからパンもバターもあるってか?共同売店に?いや、もしかして車麩レンチトーストの線もあり?それにしたってバターと牛乳、家族全員数分揃えようとしたら材料費だけでそこそこかかるっけよ。貧乏設定どこ行った?ああん?
  • 詐欺に遭ったニーニーが荒れるのは分かる。分かるんだけど、なんでお母ちゃんとヒロインが一緒に謝りに行くわけよ?学校どしたん?
  • ネーネーの同僚ズにしても、ふつうに考えたら本人目の前にしてあれほどまでにあからさまなヒソヒソ話しなくね?せめて物陰でたまたま聞いちゃって、くらいの演出にしとけよと思いましたよね。ついでに言うなら、ネーネーがお金借りる際の職員室に上司が一人だけってのも、作劇上の都合に寄せすぎじゃないスかね?
  • 音楽繋がりであのバーガーショップに響子さんがいたのはまあ分からんでもない、ここまでのエキセントリックぶりを思えば「あの男を訴える!」と息巻く気性の激しさもまあ想像の範疇にある。それはいいとして、月曜時点でここに歌子が絡むことでひとまず手落ちにするんでしょ?ってのが見え見えすぎて萎えましたよね…。ベタよなあ。なあ!それも前週「産業まつりに出なさい」等と言ってたからにはそれなりの交換条件出してくるんだろうなと思ったら「今ここで歌いなさい」って、え?そんだけ?と大いにずっこけた次第であります。しかも春からは別の学校へ赴任…だと…?あれだけ散々執拗に追いかけっこを繰り返し、片桐はいりに「私が音楽教師になったのは、歌子、あなたの才能を花開かせるため」とまで言わせておきながら、その謝罪のくだりと歌子への薫陶らしきものだけを置き土産に、チラッと三線奏でただけでろくな交流もなしに師弟関係も結ばぬまま退場させちゃうわけ?マジでええええ?
  • それにしても響子さん。初めて訪問する家にズカズカ上がり込んで上座に座る不遜さと、脱いだ靴をキッチリ揃えて畳のへりを決して踏まない気位の高さ、昭和40年代としてはめちゃくちゃ先進的だったであろう服のセンスにピシッと伸びた背筋、そして何より「響子」という名前。彼女自身が裕福かつ音楽的素養のあるご家庭で厳格な英才教育を施されるも、何らかの理由*1で音楽教師に収まらざるを得なかったのでは…?という想像が捗りますよね。そんなことない?再登場、あると思います!ってか、万が一これでおしまいだとしたら消化不良も甚だしいです!
  • そんでもって金の話はどうするんだろ、川ちゃん店長が詐欺師とグルってことが露見してお縄になって取られた金が戻ってくる&ついでにサトルが店を受け継ぐ、とかかなー?なんて勝手に想像してたんですけど、火曜に家出したニーニーが木曜にはボクサーとしてKOデビュー?いきなり借金チャラになるほど高額のファイトマネー?はああああ〜?ボクシング舐めんじゃねえ、具志堅用高に謝れ*2と思ったら既にしれっと出てるやんけご本人!いいの?こんなにも雑な扱い*3なのに故郷のためならひと肌脱いじゃうんですか?マジかよ…。
  • 「最後の春休みくらい楽しい思い出作りたい」発言にはわりと素で引いたっつうか、マサオ*4にサーターアンダギー貢いでもらったり早苗ちゃん*5と放課後楽しく過ごしたりしてたアレは何だったんですかね。助っ人にもかかわらず料理部で無双してたのも何もかも、今までちっとも楽しくなかったの…?この年頃にありがちな「ここではないどこかへ」現象や第3週における「女の自分も沖縄も全部大嫌い!」発言との辻褄合わせかもしれませんけど、ここまであまりにも郷土愛らしきものが描かれてなさすぎて*6東京編以降の心境変化に説得力がなくなりそう。
  • それにしてもですよ。ちょい遡って水曜日、第3週でも触れたとおりニーニーが出てこないだけでこんなにもノンストレスなのか…!と改めてびっくりしちゃいましたよね。物語としては母娘三姉妹もののほうがずっと収まりよかったりするんでは…?でもなあ、ニーニーの言うことはなんでもイエスなのに、ネーネーとヒロインの喧嘩には声を荒げるんだよなあお母ちゃん…モヤるぜ…。
  • 今さらですけど、お母ちゃんの「人を疑うことを知らない」っていう人物造形からしていかがなもんだろう。戦後の沖縄を生き延びるには、多少なりとも清濁併せ呑む的なある種の割り切りが欠かせなかったんじゃないの?だからこそ、ボクシング経験者がチンピラ殴ってもOKみたいな価値観がまかり通ってるんじゃないの?
  • 製作の都合上致し方ないとは言え*7、「大事な話がある」として借金の相手方であるところの大叔父さんを何度も呼びつけるの、すっごい違和感あるんですよね。こういうのって借りてる側が頭下げに行くもんじゃね?違うの?
  • ところで、早苗ちゃんの大学進学が決まる頃、セーラー服にカーディガン羽織ってる生徒と長袖のままの生徒が混在してるんですよね。これが卒業の半月前、ということは2月半ばなのか…。月曜は産業まつりでまだ9月だったよね?ニーニーの詐欺被害が発覚したのもそこら辺よね?いつどこのタイミングで半年弱ワープしたん?東京の就職先ってどうなってんの?皆目訳がわからない〜!
  • 金曜の巻きがあまりに鮮やかすぎて「いっそのこともう今日が最終回で良くね?」って気がしましたよね。歌子の歌唱に普段の生活をオーバーラップさせる手法、ここまでもうちょい多用しとけば各エピソードの説得力とか必然性も増したんじゃないでしょうか。今さらだけど。そして、5月の東京へ旅立つのに裸足で半袖半ズボンはさすがにちょっと寒いと思うの。さらに次週予告、宮沢氷魚さんがお父上*8に「もうちょい仕事選べよ…」等と苦言を呈されているのではと心配で仕方ありません。
  • さてと、The Smileの新譜が来てたのでこれを聴きつつ家事に勤しみます。
  • なんて言ったらいいんだろう。今さらレディヘじゃやるにやれない原点回帰の場として用意されたのがこっちなんでしょ?っつう認識でいたんですけど、まー少ねえのなイキのいい曲。正直ぜんぜん物足りませんでした。雨が降る前に出かける用事はぜんぶ済ませて、歩き足りなかった分はケンドリック・ラマーの新譜を聴きつつ踏み台昇降でチャラにした次第であります。口汚く罵り合いつつ愛し合ってるようにも聴こえるこれが聴いててやたらぞくぞくしました。
  • 先発は瀧中。明日こそ勝ちましょ。連敗止めるべ、おやすみなさい。

*1:才能に限界を感じたとか、あるいはいっそ単に戦火の影響とか

*2:第3週に続き二度目

*3:野暮を承知で付け加えとくと、試合中は影も形もなかった例のスーパーバンドをKOの瞬間に装着&そこを新聞掲載写真に抜かれてるってどういう類のアピールですか…?

*4:金曜、ぽつりと呟くように「好きだったのによ」とひとり完結する姿、どこまでも爽やかでしたね…!マサオinブラジルに幸あれ〜

*5:そういえば、かけっこの時は料理部休みだったんだろうか

*6:家族愛に全振りしてると言えなくもない

*7:わざわざ大叔父さんちのセット作るわけにも行かないでしょうしね、コスト&撮影スケジュール的に

*8:言わずと知れた、沖縄にご縁の深いあのお方