almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Lovesong

  • 朝ドラ第7週、ヒロインが本格的に働き出してもやっぱり髪をくくらない…!朝8時から夜11時までって、当時の終電間に合ってるのか。それ以前にまず、下宿先の手伝いしてる暇なくね?これらの下っ端仕事全般、最初の10日だけってことはないよね?当時の飲食、それも高級店が年中無休ってことはまずないと思うんだけど、定休日にもひたすら掃除してたってことなのかしら。
  • 厨房スタッフがホールを兼ねることもあるっちゃあるだろうけど、ミーティングであんなに細かく指示出してるのにソムリエいなくて大丈夫?とは思いました。一人だけコックコート姿ではない黒ベストの人がそのポジションなのかな。
  • 第1週から続いてきた「女のくせに」的古き悪しきジェンダー観、女性オーナーのお店に就職したことでこのままさっくり忘れ去られる*1のかと思ったら一応しっかり描くんですね。4日目に疲労のあまり寝坊して「まさかや〜はもう来ないんじゃねえか」「賭けるか?」「もともと女に務まる仕事じゃねえんだよ」って、それオーナー*2の前でも言えるか?ああん?とは思いました、ちょっとだけ。
  • 二ツ橋さんが問い質したオーナーとヒロインの因縁ってどの辺ですかね?前週も今週も包丁が大写しになってた辺りから察するに、お父ちゃんの元同僚とか元恋仲とか、戦争のどさくさに紛れて借金を返しそびれた*3とかそんなとこかな?大穴としては、幼少時の上京未遂の大叔母さん。さあどうだ?と思ったら火曜、鶴見界隈で「鼻っ柱の強い金の亡者」呼ばわりされてるってことはやっぱり、遠い血縁大ありだったりするの…?第2週、大叔母さんがやんばるで金の亡者呼ばわりされてましたもんね。
  • おお、今週も早苗ちゃん登場。おやつのサーターアンダギーは鶴見なら手に入りやすいのね、よかったね。比嘉や大城はいかにも沖縄って苗字だけど、前田ってわりと全国区じゃないかな…?
  • 共同売店での追いかけっこ、畳み掛けるねえ金吾。「家事なんかしなくたっていい!」「仕事は続けてもらっていい!」「他に好きな男がいるわけ?」「構わんよおおお、それでも〜!」「結婚は惚れてするより惚れられてする方がいい!」「その男は良子さんと結婚する気あるわけ?俺の良子さんへの愛の大きさは誰にも負けない!」…これをカメラに向かって熱弁する渡辺大知、分かっちゃいたけどすっかり完璧に本業の役者さんじゃないか…黒猫チェルシー(2018年活動休止)はもうやらないのかい…?
  • 「私は料理も下手だし」と弁明してる辺りとか、ヒロインとの電話の内容とか、これははすがにネーネーにもちょっとくらいは響いたか…?という気がしないでもないけれど、あの大演説を衆目環境でやらかしおばあ達の喝采を受け結果的に外堀を埋めてしまう辺り、返事がNOならネーネーが後ろ指さされかねないってところまで思い至らない、あくまで自分中心なとこが完全に当て馬*4ムーブなんですよね…。これ、石川先生がよほどビシッと決めてくれないとエピソード全体がグダグダになっちゃいますけど大丈夫だろうか。…と思ったら、まさか歌子が行動に出るとはね!「でーじ恥ずかしがり屋の妹」が「わざわざ名護まで姉の想い人に頭下げに行く」ってのは、確かによほどの一大事。ふむ、ここらへんはちゃんとしてる。いいぞ、この調子でたのむ!
  • サンセットバーガーの名にふさわしい夕暮れ*5の中、縁談について「おめでとう。君が出した結論だろ」って笑顔で突き放すのもまあ残酷ですけど、この期に及んで揺さぶりかけるネーネーの重さもまたエグいな。現状そこまで深くない仲の相手の人生の責任なんざ取れる筈ねえべよ…?とは言え石川先生、何も言えずに酔い潰れるほど凹むんだったらせめて追いかけるくらいはしとけよ…。この先、石川先生がウダウダしたまま特に勇気を振り絞ることもなく、突然帰ってきたニーニー*6が何かしらひと山当ててネーネーの身売りを回避、みたいな超展開にでもなろうもんならいよいよ白眼剥くぞ、と思ってたらあろうことか金吾の父さんに適当な理由つけて金をせびる、だと…?いよいよ!正真正銘の!ドクズ〜!ってか普通に犯罪者〜〜〜!これ、石川先生が本気出すまでもなく、顔合わせの場でもろもろバレて「こんなチンピラがいる家から嫁迎えるとか願い下げ!」みたいに言われて破談になってもおかしくなくない?ついでにニーニー帰郷に伴い、具志堅用高の出番があれっきりで借金もろともフワッとなかったことになったら泣くぞ。いや割とマジで。
  • 「誰も予想してなかった事態」とまでハードル上げたからには、どれほどパンチの効いた展開を見せていたたけるんですかねえ?と真顔で迎えた木曜日。不自然なほどにゆっくり婚約指輪嵌めようとするタイミングでキョドりつつ石川先生登場とな?ニーニーの売り言葉に買い言葉でキレ散らかした末に土下座でプロポーズとな?瓢箪から駒にも程があるってか、詐欺を働いておきながら途中で唐突に妹の幸せ願い出すニーニーの変わり身の速さにも「ぼってかす」「遅すぎる」と泣きながら秒で翻意するネーネーにも付いていけなくてクラクラしましたが、「こういう理屈じゃ説明のつかない、整合性もクソもない心の動きこそが現実*7ってことを伝えたいわけなんですかね…?」と一旦無理やり納得しておくことにしました。石川先生がここまで徹底してヘタレに描かれてたのも、ここでようやく活かされましたもんね。そうは言っても、大団円ぽく抱擁する二人よりも何よりも、それを最高の泣き笑顔で祝福する金吾にこそ全俺が泣いたぞ…。このまま退場*8なんて嫌だ〜!
  • そして散々引っ掻き回された挙句、こんなひどい有様を背景としてピントのずれた笑顔で見守り、あまつさえ二人の肩を優しく叩いて社長夫妻を追いかけフォローに回る善一さん、どんだけこの家に振り回され続けるの…?奥様亡き後「いずれお母ちゃんを後妻に」とでも狙いをつけてない限り、よそのおうちにここまで献身的に尽くせなくない?どうよ?
  • ネーネー&歌子×ヒロイン&サトルの電話に何やら既視感があると思ったらアレでした。前作で、ひなたと文四郎がチャンバラ始めた時の唐突かつとんちんかんなマンガ的演出だわ。こういうところを過度にコミカルに味付けしちゃうと、歌子の中の人の持ち味であるところの繊細な演技が台無しになってしまうと思うの。できることなら避けてくれんか?こういうの。
  • そうよサトル〜!大酒飲みでも賭け狂いでも女子を下に見るイヤミ野郎でもない、ふつうにまともな若え男が登場しただけでめっちゃ爽やかな風が吹いた〜!けど、実家の豆腐屋はどうしたの?下の兄弟に任せたの?歌子、寂しさのあまり寝込んでない?もろもろ心配。若い男に囲まれて気色ばんでるサトルって新鮮ね。ていうかサトル、やんばる離れて邪魔者?がいなくなった途端いきなり積極的になったな…やたらとグイグイ来る突然のキャラ変に戸惑っております。
  • 約束の10日を過ぎて、ヒロイン周辺にも変化が。仕事中にメモをとったりアドバイスを乞う描写が出てきて、矢作さんにも心境の変化があったかどうかは知らんが一応ちょっとずつ指示にヒントを出してくれてる。しかし、なお髪はくくらない…!それとメモ取った後は手え拭くか洗うかしてから作業に戻ってくれ、話に集中できんわ。たのむ。
  • お情けにも似たシチュエーションでどうにか雇ってもらえたヒロインが店のラスボスたるオーナーに勝負を挑むって、彼女自身がここまでの背景や因縁を知らないことを加味してもまあ無茶ですよね。「負けたらクビ」にも納得ですよね。なんかいきなりバトルもののジャンプ漫画じみてきたなー、という印象。どっちかって言うと、ここでこのままコテンパンにやられてクビになって鶴見でゴーヤーチャンプル作るの本業にした方がよほど筋が通ってんじゃね?って気がしてきました。
  • その練習、7回?しかもいっぺんに?材料自体はシンプルとは言え、その金どっから捻出してんの?サトルに卸して貢がせてんの?そんで分かったことが「奥深い」だけ?営業前だか後だか知らんが、試食に付き合ってあげる家主夫妻&サトルめっちゃいい人〜!としか。その後、大量のメモから試行錯誤の痕跡が窺えるとは言え、ネーネーとの電話&またしても初めて出てきた回想シーンでペペロンチーノの奥義に開眼ってのも安直な〜。モヤるわ〜。
  • 先週も今週も「あれ?こんなシーンあったっけ?」という混乱を招く唐突な回想シーンの挿入、いちいちブツ切りでまとまりを欠いてると思うんですよね…。もうちょっと何かしらこう、これまでの経緯からうまいこと繋げることって出来ないもんなのか。ヒロイン家族の知られざる過去、と言うほどではないが当事者たちには大事な思い出であろうエピソード、後からどんどこ繰り出されても置いてけぼりなんスよね、観てるこっちは。
  • オーナー、あの和服姿のまま大鍋でパスタ湯がいてて凄い。勝負の行方はまあそうなりますよねって感じでしたけど、働き続ける条件が「何があっても泣かない」「質問や口答えを一切しない」「命令は絶対」なのに、返す刀で「名前で呼んで」と要求するのメンタル強ええな!
  • そっから順調に半年経って帰省して、ネーネーのお嫁入りを見届けて雪が降るまでほんの4分。第2週と同じくらい「今日が最終回で良くね?」という怒涛の巻き具合でした*9。結婚お披露目で賢吉さんが盛大に喜んでらしてとりあえずホッとしたけど、借金、無事に返ってきてる?ネーネー確かに綺麗だったけど、やんばる独自の婚礼衣装とかってないのかなーと地味に気になりました。その後の話はまた後で。

*1:「この作品ならそのくらいは平気でやりそう」と思える程度には鍛えられつつあります

*2:前週、横文字の手紙を読みこなしてた辺りからすると本場で修行積んだりしてそう、と思ったら金曜しっかり二ツ橋さんから説明が

*3:「賢三さんはそんな人じゃない、真面目な働き者だったじゃないか」と信じたいのはやまやまですけど、息子がああだと血の繋がりを疑わないわけにもいかないっスよね〜っというくらいの感じです

*4:そもそも彼がなぜそこまでネーネーにご執心なのかが全く描かれそうにないのも当て馬だからこそ、と思うと切なさ倍増

*5:しつこいようですがこれは休日?終業後?

*6:持ち逃げした金、倍にするどころか溶かしてるっぽいのにどうやって帰ってきたんだろ?サトルも「大阪までの汽車賃しかなかったからそこで1週間働いた」という程度には金かかるっぽいのに

*7:実際のところ「話が熱を帯びるにつれ当初の目的とは全く違ったところに着地する」なんて人はゴマンといるし、何なら自分もふつうにやらかしてると思う。酔ったり腹を立てたりしたときなんかに

*8:これまでの展開をみる限り嫌われキャラ(例:時任三郎ジュニアやパプリカ)は皆ことごとくサクッと退場させられたけど、金吾はその辺中途半端だしなんだかんだでやんばるの金持ちキャラは貴重なので、いろいろあってそのうち歌子にピアノ買ってあげるくらいのことはしそう

*9:ニーニー@千葉だけがまた新たな火種っぽくて不穏