almost everyday.

its a matter of taste, yeah

WANDA ワンダ

  • というわけで、待ちに待ったワンダ。映像にも音にもほぼ装飾がなく、過度な演出もなく、登場人物への感情移入を促す気配すらない、日頃からよく観慣れている娯楽としての映画からはかけ離れた作品でした。初めから終わりまでずっと、どこに連れて行かれるのか分からないままヒリヒリしてた。
  • 貞淑な妻でも慈愛に満ちた母でもない、そもそも自我すら持ち合わせていない(ように見える)ひたすら受け身の根なし草を、美化せず卑下せずそっくりそのまま監督・脚本・主演の三役で描き出した女性が半世紀も前に既に存在していた、という事実に大変勇気づけられた次第であります。
  • 先発は涌井。つらいな。おやすみなさい。