- 昨日の余韻がまだ醒めぬまま、ライブ音源をひたすらぐるぐる反芻してます。冒頭から最新作の曲を演奏してみせる姿に現役たる気概をびしばし感じたし、前半きっての白眉はトリム・トラブ〜ヴィラ・ロージー。アウトロのギターノイズが冷ややかな鍵盤を纏って爆ぜて、高揚感と脱力感とがないまぜになったあのコーラスへと収斂する様がびっくりするほど鮮やかで、モダンライフから13までの5年あまりを力づくの逆回転で見せつけられたような気がしたんです。あー、もう、こんな幸せがあっていいのかしら。びっくりしちゃう!
- それと改めて、To The End(映画)の特典映像でTheme from an Imaginary Filmを演奏してたのにもびっくりしました。これ、ライブでやることってあるんだ…!会場がオペラとかに使われてそうな趣ある造りで雰囲気ばっちりだし、リリース時はまだ若さゆえの軽薄さというか上っ面のハリボテ感が否めなかったところ、ここへ来てデーモンの歌声に深みと奥行きがもたらされたことにより当時とは桁違いに味わい深い嘆きを感じ取れた気がしたんです。No Distance Left To Runですっかり満足しちゃったわたしはライブのみのParkliveを買わずにスルーしたんですけど、今回またドキュメンタリー+ライブの2枚組がリリースされたりしたら目を輝かせて飛びつくんだろうな…。
- それからもひとつ、少なくとも2000年代のセットリストにおいては完全に忘れ去られている(あるいは黙殺されている)であろうStar Shapedをいつか演奏してくれたなら、わたくしめはその瞬間に泡ふいて倒れるかもしれんよな〜と思ってます。キーが高めで今のデーモンの声質にはキツかろうし、デイヴさん&グレアムにしてもあの裏声満載のコーラスはダルかろう。そこら辺の現実的な事情を把握してるだけに「やってくれたらめちゃ嬉しい、けど万が一にもやらんだろう」と「ほらやっぱりね」を繰り返しては活動再開のたび小さく安堵してる節があります。あの曲はわたしひとりのアンセムで、苦しいときに何度も何度も何度も何度も思い出しては自分を奮い立たせてきたお守りのような位置づけの曲のひとつなので、それがうっかり現実になろうものならあの頃の自分が成仏してしまいかねない、という自分でも訳の分からない込み入った懸念のようなものをずっと抱えたままでいます。まだ死んでもいないのにね、変なの。おやすみなさい。