- 夫のおじいさんの法事へ。
- 近しい親族のみでコンパクトに執り行われ読経もごく短いものでしたが、住職の声の張りや木魚のテンポがやけにエモいのが気になりました。もともと倍音成分の多い声質でいらっしゃるのかもしれないしそれはそれでいいんですけど、曲で言ったらここがサビでしょ?っつうクライマックスが近づくにつれ木魚が走る。素人耳にもあからさまに走ってる。どれくらい走るかっていうとスーパーグラスのダニーくらい走る。分かってる、この喩えが令和の日本の全人口の9割以上に伝わらないであろうことはよく分かってる。それは分かるがそれでもなお分かるやつだけ分かればいい、そんな感じで走る走る走る。読経にメロディアスさを感じることはごく稀にあるものの、ほんの僅かな瞬間とは言え疾走感を覚えたのは初めてのことで驚きを禁じ得ませんでした。こんなことってあるんですね。わたしの生まれの曹洞宗はだいたい全員眠気を誘うチルアウト系の穏やかな読経ばかりだったよ。欲を言えばこの住職の摩訶般若波羅蜜多心経も聴いてみたいと思いました。おやすみなさい。