almost everyday.

its a matter of taste, yeah

僕らは歩く 道があるからじゃなくて意志がある

朝7時、中継開始が待ちきれなくて早々とテレビをつけました。土曜の朝から4時間以上も、リアルタイムで競歩が見られる。こんな日が訪れるなんて未だに信じられないのです。タイムマシンで15年前の自分にそっと耳打ちしても、たぶん絶対信じないと思う。うれしすぎてしあわせすぎて、ラップタイムを計測しながらかぶりつきで観戦しました。本当にたのしかった。

  • 序盤でトップを歩いていたフランスのディニさんは失格、その後を引き受けたオーストラリアのディークスさんは左裏腿を痛め棄権。ディークスさんは何度も何度も立ち止まってはまた歩き出すので「もういいよあなた十分がんばったよ、だからお願い無理しないでええ」と涙とまらず。無念だろうと思います。悲しい。
  • 優勝したロシアのバクリンさんは歩型が終始安定していて表情も崩れなくて、それに何より40〜45kmのラップタイムがまるでメトロノームみたいに均一でした。ラストはさすがに遅れが出たけど、それにしても凄かった。
  • 森岡さんの歩型はとても安定していてロスが少なくて、本当にほんとうに綺麗でした。ロンドンがたのしみです。
  • 谷井さんは早い段階で二度の警告を受けながらも、萎縮することなく攻めの歩きで見事にゴール。伊達に場数は踏んでない、という強みを見た思い。
  • 荒井さん、初めての世界大会でよくぞあの展開についてったなあ。物怖じしない強心臓で伸び盛り、今後の大化けを期待したいです。
  • それにしても。「ロスオブコンタクト」はやっぱり長すぎて言いづらいです。「リフティング」で何がいけなかったのか。
  • 中継開始直後の(それもよりによってこの種目の)時間枠にCMを打ってくれて、しかもindigo jam unitの楽曲を使う日本ガイシ。わたしの中では今、ちょうクールな企業です。株主になりたい…!
  • 中継は終始一貫して淡々と和やかに進められ、解説も丁寧で見ていてとても気持ちがよかったです。ただ、CM明けにちょいちょい繰り返される選手紹介・ルール説明VTRのたびごとに、肝心の中継がワイプ扱いになるのはちょっと切なかった。
  • 種目のマイナーぶりからすると、こうして時々ルール説明がなされるのは適正な配慮なのだと思います。でも、せめてお願い。タイムは常に、いかなる時も画面の定位置に表示しといていただけませんでしょうか。本当にお願い。
  • ゴールまであと3kmちょっとになったところでおもむろにおださん登場、特に興味もなさそうに「競歩、深いですねえ」と浅いコメントを頂戴するのみにとどまったので見ていてなんだかほっとしました。ここでもし、訳知り顔で何かいいこと仰られたりしたら、画面越しに胸ぐら掴むくらいのことはしたかもしれない。
  • というか、それなら何もわざわざ出てきてくれなくていいのに。とも思いました。律儀だなあ。

風が強いので、午後はうとうと過ごしました。家から、というより居間から一歩も出なかった。明日は買い出しとか行かないとな。おやすみなさい。