読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

almost everyday.

its a matter of taste, yeah

アナログヒント2015 定禅寺通りのシスター@仙台PARK SQUARE

番外編
  • 2年ぶりに開催されるというアナログヒント。ここ仙台は今回初上陸、にもかかわらず全国5箇所を回るツアーのファイナルだそうで、そりゃもう期待も高まるというものです。わくわく。何しろ待ってた。ずっと待ってた。入金すませた桜の頃からずっとずっと楽しみにしてたんだ…。ようこそ仙台。ありがとうございます。
  • 先攻はアナログフィッシュ、5分遅れでのスタート。初っ端からいきなりギターを置いてハンドマイクで歌う間、演奏はドラムとベースだけでした。パワー系ではなさそうなのに粘るような重みのあるドラム、そこに寄り添い跳ねるようなベースライン、ラップというよりはリーディングに近い淡々としたボーカル。個々の音がくっきり聞こえて、緊張感があるのにどこか暖かいような不思議な感じがしました。そういえば自分、アナログフィッシュはこれが初見です。聞き取れる歌詞からすると、これは近作「最近のぼくら」のリードトラックでしょうか。
  • そうなんです。音源ではちょいちょい耳にしたことがあるものの、どうにもイメージが定まらないまま今に至るんですよアナログフィッシュに関しては。その理由が、今さらながらここに来てやっと分かったような気がいたしました。フロントふたりが交互にボーカルを取る、だけじゃなくてドラムまでもが歌うんですね。3人が3人ともバリバリ歌えるんですね。ほええええ。本当に本当に、今さらすぎてごめんなさい。びっくりしながら聴いてました。
  • 個人的にぐっと来たのは5曲め、変則16ビートみたいなリズムがぐんぐん身体に染み込んできてとても気持ちよかったです。そして本日最初のハイライトは7曲め、中盤のサビ部分でステージに招き入れられるはHINTO安部兄。漆黒の夜を思わせる沈んだダークな曲調とのコントラストも鮮やかに高くよく伸びるコーラスで、その場を一気にかっさらっていった感がとんでもなかった。教会のステンドグラスに降り注ぐ光、そこからゆっくり舞い降りてくる天使の羽、みたいな非現実感に満ちたキラキラっぷりでした。曲の後にアナログさんも言ってたけどあれ、本当すごいな。すごい声だな。ナイトフィーバー。
  • そこからの8、9曲めはアナログさんスパート。曲によって時折聞こえてくる鍵盤ぽい音は、3人のうちどなたかの前録りを重ねて再生してるんでしょうか。ラストは9月に発売される新譜からの「今すぐに」で〆。ふいー。気持ちよかったです。
  • セットチェンジを経て、20:20すぎに後攻HINTO登場。MCハマーの出囃子をバックにまず現れたのは菱谷さん。中央で深々と一礼しておもむろにリズムを刻み始めたところで、光広さんも同じく一礼から演奏を開始。最後にフロントふたりが揃って登場、同じように一礼するかと思ったら、向かい合って目と目を合わせて肩に手を載せ「イエス、フォーリンラブ」のあの動作。意表を突かれた、けどなんで今それを?安部兄さんはこの時点で既にサングラスなし、前髪を下ろしてるのもあってずいぶん幼く見えたんですが、それって多分、気心知れたメンツと一緒で楽しくてニコニコしてるせいで余計にそんな感じがしたのもあるんでしょうね。なんかもう、ほんと楽しそうで何よりです。あらためて高まる期待。
  • これまでの立ち位置はステージ上手から横並び一列に伊東さん・安部兄さん・光広さんの3人、そして後方に菱谷さんというオーソドックスなものでしたが、きょうは菱谷さんを扇の要にして下手側斜め前に光広さん、最下手側に安部兄さんという変則的なものに変わってました。HINTOのライブでわたしはいつも菱谷さんの手元と伊東さんの足元ばかり見てるんですが、この立ち位置だといずれもばっちり確認できて個人的には最高であります。というか、4人の姿が重ならないので全員見えるしすごくいいですね。リズム隊おふたりの連携を重視した立ち位置と解しましたが果たして。
  • そんなふうにウォームアップを引っ張って引っ張って、一瞬の静寂の後「アットホームダンサー」のイントロが鳴ったあの瞬間はただそれだけでアドレナリン大放出でした。たまらん。いやー、本当たまらん。半年以上ぶりの生HINTOが、今この瞬間、五臓六腑に沁みわたっております。引き伸ばされたアウトロもまた気持ちいい。このまま曲が終わらなかったらいつまでだって踊れそうです。ふいー。
  • 「バイトさん」を生で聴くのは多分これが初めてだけど、音源とはずいぶん印象が違ってました。平たくいうとベースがエグくて男臭かった。それに終盤のあの怒涛のドラムが加わるともう、すんごい熱いし激しいしなんかもうすごいです。ライブ序盤であれを叩く、というのは菱谷さん的になかなかの鬼セトリではないかと要らぬ心配をしました。いや、仮に終盤だったらそれはそれでまた鬼な気もするけれど。
  • 去りゆく梅雨を見送りながらの「バブルなラブ」と新曲を経て、この日で封印するという意味深な説明からの5曲めはなんとあの有名曲のカバー。うおお、これがあの、新代田で披露されたという禁断の飛び道具ですか。極端すぎるほど抑揚を削ぎ落としたAメロにフェンダーローズみたいな音色のリフの反復、そして拳を突き上げまくる例のサビ。直後のMCで「皆さん、存分に怒りをぶつけられましたか?」と訊かれたその時、わたしはすぐ目の前にいる腋臭のひとに軽い殺意を抱いてました。お願いだから君は、君だけは、決して拳を突き上げてくれるな…!*1
  • 続く「はんぶんゾンビ」は、曲前に安部兄さんが伊東さんをステージ中央まで引っ張り出して「日本一のギタリストです!」と紹介してからのスタート。それを受け、足をガッと広げ腰を落としてギターヒーロー然とした振る舞いであのリフを弾き始める伊東さん。これはしびれるわ…。そして、ブレイク後の転調部分ではアナログフィッシュのベースさんが登場。それもなんと、前をはだけた白シャツ+オバQゾンビメイクという出で立ちで…!フロア後方にその姿が照らし出された瞬間、ステージまでの約10メートルがモーゼの十戒よろしく綺麗に開けたあたり最高にツボでした。何なんだ。楽しそうだな!あんた達!
  • ここからはもう完全にトップギア、「マジックタイム」からの「にげる」。ラストはシーズナルと迷った結果「ひまわりばたけ」に落ち着きました。全体的にみて、昨年のナーバス中心セットリストとは異なるオールタイム選曲が堪能できて嬉しかったです。
  • アンコールはHINTOアナログ全員揃ってスプリットシングル曲を。3年B組ー、アナヒンせんせーい!いきおい余って前回アナヒン音源まで買ってしまいました。これはもう明日ひたすら聴きます。たのしみ。たのしみ!楽しかったです。
  • 両バンドのMCに共通していたのは「初めての仙台で、こんなにお客さんが入ってくれるなんて」という驚きでした。そうでしょうそうでしょう。また来てください、仙台。お待ちしてます。以下、セットリスト。それと、最下部には自分の思い出用の関連ツイートを貼りつけたたんであります。
    • 01.アットホームダンサー
    • 02.バイトさん
    • 03.バブルなラブ
    • 04.新曲(仮タイトル?は『かるま』とか)
    • 05.YAH YAH YAH
    • 06.はんぶんゾンビ
    • 07.マジックタイム
    • 08.にげる
    • 09.ひまわりばたけ

EN

    • 10.Nightmare Believer


*1:当然ながらその願いは届くはずもなく、ライブ終盤には軽い酸欠に陥りかけて何度も意識が遠のきました