- 夏休み4日め。もはや季節は秋です。いつもの朝と同じようにお弁当を作り、出勤する夫を送り出した後は毛布にくるまりうとうとと二度寝。毛足の長いフカフカが素肌に心地よい季節です。
- 電子書籍の期間限定ポイントが失効間際だったため「寝ても覚めても」の原作をDL。これは…ええと…原作でいいの?原案じゃなくて?とうろたえてしまうほどに、何もかもが映画と異なっていました。この小説を忠実に映像化するとしたら、まず、男たち二人を「同じ顔」とは決して呼ばない筈。カメラのごとく世界のすべてを写し出そうとするヒロインの目が、未練と執着で歪んでいくその過程をこそあぶり出そうとする筈。映画はそのへん、美しく深遠に磨き上げて全くの別物として成立してるなあ、と賞賛とも嘆息ともつかないため息が出ました。柴崎さんの筆致には情け容赦というものがない。それはもう、ヒロインへの感情移入が困難なレベルで。端的に言って、情景描写が鬱陶しくて目が滑ります。つらい。
「寝ても覚めても」の原作を読んで、わたしの中のミドリa.k.a.後藤まりこがひたすら延々「別もんや!別もんや!まったくもっての別もんや!」とがなり続けています この小説の何をどうしたらあの映画に仕上がるんだ…すごいや…
— almost everyday. (@almost_everyday) 2018年9月10日