朝８時前、地震で目を覚ましました。宮城県沖の比較的大きな地震だったらしく（ここらへんでは震度３）、いやにすっきり眠気がとんでしまったので潔く起きることに。すごいぞ、こんなに早起きできたよ。
宮城県沖の地震、というとすぐに思い出すのは昭和53年の大地震です。いや、当時の記憶なんてあるはずない（何しろわたしがこの世に生をうけ、退院してきたばかりの頃の出来事だったらしい）のでこの言い方は適切じゃないと思います。でも、実際に「思い出す」としか言いようがないのです。実家の和室にひとりで寝かされている自分の姿や、庭へ出て行く父や母のうしろ姿がぼんやりと、おぼろげながら見えるような気がするのですよ。なぎ倒された茶の間のこけしを、ひとつひとつ並べ直す幼い姉の姿まで。
そのときわたしを助け出したのは、母方の祖母だったのだそうです。まるで香港映画のようにぐらぐら揺れる床に難儀しつつもどうにかわたしを抱えた彼女が、和室を後にした数十秒後に全てのたんすがばさりと倒れてしまった、らしい。ということは、祖母がわたしを置いてきたことに気付くのがあと１分でも遅れていたら、そのままぺしゃんこに潰されてしまってた、ということですよね。おお、こわこわ。ありがとね、ばあちゃん。という言葉をかけることもできぬまま、彼女は天に召されてしまいました。どうやら、わたしが言葉を覚えるのを待つことはできなかったようです。ごめんね。もうすこし早く育てばよかったね。今更こんなこと言ったってどうにもならないけど。
だから自分は、死んだりそれを願ったりすることはないのです。できるかぎり。
せーり前ゆえ、やたら喉が乾きます。お腹も減ります。よし、今日は「好きなだけ好きなものを食べる一日」にしようっと。いや、普段の生活においても摂取する食物のチョイスはかなりいい加減というか本能のおもむくままというか、突き詰めれば「好き勝手」の一言に尽きるわけですが。とは言うものの、食欲が三大欲求のうち最もおろそかになりがちな性分ですので（安易に想像できることとは思いますが、最優先事項は「睡眠」です。言うまでもなく）普段は至極てきとうに空腹を満たしております。酒のんでおしまいとか、ソバゆでただけでもう満足とか、そういうレベル。というわけで、たまには文化的な食事をしてみようと思った次第です。要するに、外食デーですね。
というわけで、本日摂取した食物一覧：
朝：デニーズ朝食（コンソメスープとチーズトースト、深煎りカフェ×３杯）
昼：マクドナルド（てりたまバーガー、ポテト、ウーロン茶）
夜：氷結果汁りんご味、ソルティドッグ、ミネラルウォーター×３杯（入浴中に）
･･････昼のマクドナルドが災いしたのか（おそらく原因はポテト）、夕方ごろから胸焼けがして結局夜は固形物をとることができませんでした。もうすこし丈夫な胃が欲しいです。くうぅ。
移動中のラジオで、はじめてフルコーラスの「銀河と迷路」を聴きました。スカパラの音楽を聴いてると少しずつじわじわ悲しくなってしまうので、あまり長い時間耳を傾けていることができません。だいぶ前に買った５周年記念アルバム「グランプリ」も、通して1枚聴くのは無理でした。理由なんてわからないけど。
でも、それを誰かの死と結びつけるつもりはありませんよ。さらさら。
