almost everyday.

its a matter of taste, yeah

WHAT WAS IT THAT YOU WANTED BABY?

見ていて心がすっとするもの:
青空に雲ひとつ・日々ふくらみつづける桜のつぼみ・野茂のトルネード投球フォーム・適度に人見知りする子供の笑顔・新商品のビールがずらりと並んだ棚・陸上競技場の400Mタータントラック・沸騰するやかんの底・夕暮れ、からっぽになったゴミ置き場・特急電車のすれちがい・トンネルの向こう側の青空、など。

たとえばこうして10個くらい、思い浮かべるのに時間がかかればかかるほど余裕がなくなってきてるってことです。本当にいっぱいいっぱいな時はこんな事すら思い出せない、かもしれないなぁ自分の場合。ひとつのことに没頭すると他のことが一切視界に入らない、という性分がうらめしいです。幅広い視野、というのが欲しくてたまりません。切に。あああ。

ママンがついに壊れてしまった、という姉からの緊急速報を受けて帰宅後、実家へ電話。いわく、手術を間近に控えた父上とママン・姉の3人が本日、執刀医からの説明を受けたのだそうで。全身麻酔の手術であること、場合によっては切開部位が大きくなるかもしれぬこと、成功率の高い手術ではあるが決して楽観視はできないということ、等々。医師はそれらの説明をひととおり終えたのち、父の顔を覗き込んで「おおよその説明は以上ですけど、いかがですか?」と尋ねたそうです。対する父の返事は「いや、別に。」実にそっけないものだったそう。いや、娘としてはありありと目に浮かぶようなのですけどね、その口ぶりが。あの人、カマかけられるの大嫌いだもんなぁ。しかしテレビドラマよろしくその手をしかと握り締め「おまかせします、どうか助けてください!」などという神妙な反応を期待していたはずの医師は怒り狂って顔を赤く染め「バカですねあなた」と言い放った、らしいです。そしたら今度は黙っちゃいられないのがうちのママン。さすがにいくら腹が立っても、この世間知らずなおっさんの腕に伴侶の命がかかっていると思うとやはり何も言い返せなかったのだそうで、わたしはくどくど事の顛末を聞かされるはめになったのでした。疲れた。本当に。

しかしやっぱり、就職してから一度も他人に頭を下げる機会のない職業というのは問題だらけだと思うのです。専門知識だけで世の中渡って行けると思ったら、大間違いだー。やい。もしも万が一、うちのとーちゃんの身体を適当にあしらったりしたら毎晩悪夢に出てやるからな!覚悟しといてね。どうか、治してやってください。また美味い酒が飲める程度に。