almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ものの考え方のくせについて

仮に、何らかの道具を使ってゼロからものを作り上げたり、あるいはその作業能率を上げようと考える場合。「そのつど新たな道具を見つけてくる」または「今あるものでどうにかする」というふたつの方法がまずは頭に浮かぶのだけど、どうも自分は後者にあてはまる行動をとりやすいようです。残念ながら現在の自分はまだ確固たる信念というものを持ちあわせていないので(もしかしたらそれは幸運なことなのかもしれませんが)、興味の対象はころころころころ飽きもせず変わり続けているのですけれども。それに伴う内面的な変化、というのはあまり感じられなくなりました。目移りはする、けれど宗旨変えはしない。ずうっと前はしょっちゅう変わっていたのだけどね、信じるものが。これはいい意味で考えれば「自分がしっかりできてきた」ということになるのだろうし、悪い意味に取れば「感受性が磨耗してきた」ということにもなるのでしょう。自分ではよく分からないけど、悪い気はしないです。うふふ。こんな感じでもっともっとふらふらできたら、人生ずーっと楽しいままかもしれませんね。それなりに。

本日、通算4度めの歯科通い。実にあっさりしたもんでした。先週つくってもらったマウスピースのフィット具合チェックと微調整、それに上の歯の歯石除去。2回めともなれば楽勝です。・・・嘘。強がりましたごめんなさい。ほんとは下の歯よりもずっと痛かった!細かい作業だから仕方ないのはわかるけど、歯ぐきの隙間に細い針状の器具がザクザク刺さるのですよ。目いっぱいに涙ためてました、終わるまで。それに衛生士さんのフロスも痛かった・・・。奥歯の方まで糸を通して歯間そうじしていただいたんですが、勢いあまってか目測誤ってかはわからないが歯ぐきに糸が食い込むんだよぅ。痛ぇよちくしょーっ。大人なので叫びませんでしたけども、泣けます。まじで。

がまんの甲斐あってか、次回の診察は1か月後。お願いだからそろそろ治ってくれますように・・・。もうやだ、痛いの。

夜、「そういえばこれ、見たことないんだよね」という相方とふたりタイタニックを鑑賞。そういえば自分、当時微妙な関係だった男子とふたりでこれを見たんだったっけな。あまりの長さに途中で首が攣りそうになったんだっけな(たしか最前列近くで見ていた)。いま見てみると、憶えている画がことごとくメインテーマに関係ない部分ばかりなのがちょっとおもしろい、かもしれません。ディカプリオの背中にかかるサスペンダーの形とか、車の内窓の曇り具合とか。ケイト・ウィンスレットさんは服を着てるとなんだか少々ものがなしい雰囲気が漂う(ような気がする)のだけれど、裸だったらとんでもなくゴージャスなのかもしれませんね。しかしこれ、長いものとは知っていたけどまさか2夜連続だなんて。「今日、どこらへんで終わると思う?」と問う相方に「うーんそうねぇ、ジャックとローズがやっちゃって『さあ、これから沈むぞ!』ってあたりじゃない?」と返したらそれがほんとになったので少々得意げです。まあ、考えなくても分かるっちゃ分かるんだけど。わは。

ぼんやりしながら吹き替えクレジットを眺めていたら、「沈むとこからだけでいいから、もっかい見たい」と言い放ったかつての同僚・ポチ君を思い出しました。見てるかな。ちなみに自分、この映画でいちばんすっごいなーと思ったのは「横倒しになって粉々に割れた食器棚の中身がすべて本物の高級テーブルウェアだった(らしい)」というエピソードです。こういうのを聞くと、ものすごくどきどきする。だって、失敗なんて許されないはずだもの。本当に、現場はいったいどんな緊張感なのかしらと思ってきりきり胃が痛くなりますよ。他にも例えば髪を剃るシーンとか爆発炎上のシーンとか、何かの間違いで撮りなおしなんてことになったらいったいどうすりゃいいんでしょう。いや、自分がそんなこと心配したってどうにもならないんですが。つくづく小市民。