almost everyday.

its a matter of taste, yeah

きっともうすぐとろけてしまう

「中毒」という状況についての一考察:
ああ。こんなみっともないやぶれかぶれの惚れっぷりは、せめて10代のうちに済ませておくべきだったのに。今さらこんなことになってしまって、わたしはとてもはずかしいです。おまけにこのような状態が、すでに3年あまりも続いています。恋に落ちたばかりのテンションもろくろく冷めやらぬまま、ひとりでじっと片恋を続けているような気分です。何なんでしょうこれは。自分でもわけがわかりません。

もしもわたしにメロディをつくる才があれば、こんなものを作りたいと願うはずの音。もしもわたしが男としてこの世に生を受けていたら、こんなふうに歌いたいと願うはずの声。耳の奥底に焼きつけられたその日から、消えるどころか薄れる気配すらない音。地震が来ても津波が起きても、これを持って逃げる必要はないのです。なぜならすでに、耳がぜんぶ、覚えているから。CDが擦り切れるなんて表現じゃまだ足りない、穴が空くほど何度も何度も聴いた結果、わたしの耳がいちばん正確な再生機器になってしまいました。今ではもうよく聞き取れない歌詞でさえ、ほとんどそのまま歌えてしまうのです。謎は謎のままでいい。余計なことは知りたくない。ただ音だけに埋もれていたい。気味がわるいと言われようがあるいはいっそ無視されようが、わたしでさえもこれは止められないのです。おそらく、あなたに、飽きるまで。幸か不幸か、その日がいつになるかはまだまだ見当もつかないのですが。

微熱があるのに寒気がおさまらない、というのは一体どういうわけなんでしょう。
誰でもいいから添い寝してくれ、と叫び出したい気分です。くちびるのやわらかい人とキスしたい。