almost everyday.

its a matter of taste, yeah

むせかえる湿度、ねばりからみうねるピアノ

昨夜、「フェルディナンドはイギリスの人なので『ファーディナンド』らしいっすよ。」とのフォームメールを送って下さった方へ。ご教示ありがとうございます。ああ、それなのに。わたしは今も、カート・コバーンがコベインさんと記されているのを見るたびに、喉の奥の届かぬ場所に魚の小骨がひっかかるような違和感をおぼえてしまう人間なのであるからして、表記はちゃっかりファーディナンドと直しながらも心の中ではついフェルディナンドと呼んでしまいそうな気配が濃厚です。これはきっと、オアシスをオエイシスと発音できない(したくない)のと一緒なのではないかしら。違うか。ううむ。

終業後、病院にて再検査。肝機能の低下が一時的なものなのか、それとついでに肝炎の疑いがないなどうかを調べるのだそうです。わたしの血管は極細なうえ皮膚の奥にめり込んでいてよく見えないらしく、二・三度刺しなおしたあげく結局うまくいかなくて、最終的には赤子用の針を出してこられたりする・・・などというのがザラなもんで、一発でするりと血管を捕らえていただけるとただそれだけで何となく得したような気分になります。今日の看護婦さんはびっくりするほど採血が上手くて、なんだか呆気にとられてしまいました。いつ針が刺さったのかわかんなかった。本当に!この上なく真剣な面持ちでおのれの腕に挑むひとの表情を盗み見る、というのはちょっとスリリングです。いけないことをしてるみたいだ。

明日働けばまたお休み。ここんとこ、一週間が早すぎてなんだか少しおそろしいです。もしかしたらこのままずぅっと何十年も、あれよあれよという間にあっさり過ぎてしまったりするのかもしれません。まるでたった7日間みたいに?それはそれでいいような気もするけれど、やっぱりたまには嵐なんかが来てほしいよなぁ、などと思えるのは少しずつ上向きになってきている証なのか。だったらとてもうれしいのですが。おやすみなさい。