almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あなたに触れても平気だったのに

朝からショッキンなことが起こりました。やけどです。職場にて急須へお湯を注いでいたら突然、背後から必要以上に大きな声で名を呼ばれまして。条件反射でびくっと動いた身体に対し、ポットから勢いよくほとばしるお湯の軌道は当然ながら微動だにしませんで、急須の直径からはみ出した熱湯がもろに右手を直撃したと。こういうわけなのであります。ちなみにこのとき7時半、わたしの体内時計はまだまだスリープモードを維持している時間帯ゆえ(低血圧のため、起床してからエンジンがかかりきるまでに結構な時間を要します。燃費わるい)、その瞬間は「ちょっと熱いかなぁ」くらいの感覚だったんですが、これがだんだんちりちりと皮膚を焦がすような痛みを持ち始めまして。小一時間ほどたってあらためて患部を見たら、人差し指の第二関節から先が加熱しすぎたシャウエッセンみたいにむちむち赤黒く腫れてるんですよ。ああ、見た目からして痛い。今もどくどく脈うってます、指とその周辺の皮膚が。朝からいきなり幸先わるいな。がっかりです。うう。

それで今日は、職場に献血車がやってくる日なのでした。前述のようなことがあったため「これで比重が足りないとか言われたりしたらいよいよ本当にへこむなぁ・・・」等とぐちぐち考えながらも、しっかり受付を済ませいそいそと検査を受けることに。青い試験溶液にぽとりと落とされたわが血液はよろめきながらもかろうじて底へ近づき、晴れて採血していただける運びとなりました。久しぶりだなぁ、献血。いつ以来かしら。例によってあの、血を抜かれた後にはじめて立ち上がる瞬間は、全身の血が逆流するような目の前の景色がゆらゆらと歪んで見えるような感覚が身震いするほど気持ちいいです。・・・・・・単に立ちくらんでるだけのような気もしますが。いつもどおりの簡易トリップ。変態かしら。

お風呂でひさしぶりに「神様のボート」を読み返しました。わたしの所有する数少ないハードカバー、まっしろな装丁が汚れたら悲しいから文庫も買おうと思いつつ、何となく実行に踏み切らないまま1年が経過しております。これを初めて読んだときには果てしなく遠い未来と思った2004年を、今まさにすごしているなんてなぁ。あらためて驚いてしまいます。時間の積み重なり方の、自然なようでひどくえげつないさまに。せめて眠る時間だけはとろとろと流れてください、お願いします(結局昨日は1時すぎまで深く眠れませんでしたの)。それではおやすみなさい。