almost everyday.

its a matter of taste, yeah

黄色の手いっぱいに

うちに大量のみかんが届きました。小ぶりの箱にみっしりと、全部で40個ばかりはあるでしょうか。木の上で実ったまま冬を越した高級みかん(実際にそれはとても小さく上品な甘さで、ひとつひとつが上等な和紙にくるまれており、さらにはどの実にも葉っぱがついていたりしました)とは言えど、ひとり暮らしの身にこれは少々重たい贈り物であると言わざるを得ません。さらに言うなら贈り主は他でもないマイハズバンドであり、何でまたこんな回りくどいプレゼントをせねばならんのかというと、それは単に自社取扱い品のノルマがあるというただそれだけの理由なわけで。いや、しばらく前に本人から「年明けくらいにみかんが届くんでよろしくー」という話は確かに聞いていたのだし、それ自体はとても嬉しくありがたいと思うのだけれど、ものには限度というものがあるだろう相方よ。そして、うちに届いて中身を確認した時点で既に2つほど痛みはじめていたこともあり「これは急いで食べ切らねばならん」と焦って悩んだあげく、職場の同僚に配り歩くという案を苦しまぎれに思いついたのでした。皆よろこんで受け取ってくれたので助かりましたが「わあ、ありがとう。どこからいただいたの?」と聞かれるたび答えに詰まりました。まさか自分の夫から、とは言えません。というか言いたくありません。相方め!おぼえてろー。

職場では、毎日正午にNHKのニュースをつけておくことにしています。このときほぼ毎日ニュースを読んでいるアナウンサーの武田真一さんは落ち着いた声で歳のわりに童顔ぽい(多分)ルックスがなかなか素敵なのですが、それはまた別の話。で、今日、いつものようにお昼ごはんを食べながらそのニュースを聞くとはなしに聞いていたら突然あの場にそぐわないメロディーが流れてきたので何となくうろたえてしまいました。サージェント・ペパーズでした。聞き間違いかと思い慌てて振り返って画面を確認すると(机の配置上、わたしの位置からは後ろを向かないとテレビが見えないのです)、そこにはやはり大写しのあのジャケットが。何事かと思ったらこれ、東京タワーのろう人形館にあの写真で使われてたブツがやってくる、というニュースだったのですね。湯川れい子さんが「日本に来てくれるのはとてもうれしい」とコメントしておられましたよ。平日白昼のNHK、それもわずかな時間のニュースというガチガチに硬いシチュエイションで、あの極彩色サイケデリックな音を聴く。というのはかなりレアでしかも異質な体験だったように思います。なかなかよかったな。

終業後、とある人と持ち帰り仕事をこなしつつ、もちかけられた相談?にあまり有益とは思えない見解および解決策をああでもないこうでもないとうだうだ言い連ねていたらあっという間に日付が変わってしまいました。わたしなんかのアドバイスが果たして役に立つんだろうか。申し訳ないことをしました。おやすみなさい。