almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あなたと僕とがもしも一つになれたなら

[asin:B000VIECAK:image:small]奥田民生・カバーズ
ひとに借りてたユニコーントリビュートと奥田民生カバーズ、をようやく聴きました。当然と言えば当然なのかもしれないけれど、知名度があんまり高くない若手さんが軒並み原曲に忠実なのがおもしろかったです。いろんなひとの「棒歌い」がこれだけ並ぶと圧巻ですね。吉井さんのは何だか意外でした。それとドーパンの突き抜けぶりが素敵でした。やっぱ英詞にしちゃうのか、そうなのか。それから「ヒゲとボイン」や「自転車泥棒」からあのシンセが消えたのはちょっとさびしかったです。ユニコーンの音づくりのキーマンはやっぱり阿部さんだったのだなあ、なんてことを今さらながらに思ったりとか。
個人的MVPは「ユニコーン」がスパゴ、「奥田民生」がチャットモンチーです。スパゴの「ケダモノの嵐」は、原曲の跳ねるベースラインを極力抑えてシンプルな音にしたのがばっちりはまって、歌声の力強さとギターソロの派手さがとことん前に出たぶっとい仕上がり。特に、八熊さんの歌がすばらしいです。いつもよりもさらに数段ぶっきらぼうな歌いかたなのに(だから?)そこかしこから匂いたつような変な色気がにじみ出てるんです。かつての奥田さんも、できることならこんなふうに歌いたかったんじゃないのかなあ?って思わされてしまうほどの、しびれがくるよな格好よさ。年輪、みたいなものを感じました。もっかい言います、すばらしい!チャットモンチーは、何よりもあの潔さにやられました。ためたりひっぱったり気を持たせたりとか一切しないで矢継ぎ早に歌ってるのに、なんでこんなに余韻を残すんだろう?いちばん最後の「♪〜ぼろもうけの罠や」と、あまりに呆気ない終わりかたにたまらず落涙。「女の子なのに」でも「女の子だから」でもなく、ただ単純に「すごい女の子だ」と思いました。オリジナルも聴いてみたいな。どんなだろう?おやすみなさい。