almost everyday.

its a matter of taste, yeah

キスをしてラブとか言って

突然ですが、とっさにどう返していいのかわからなくなる質問グランプリ。「きみ、高卒なの?」
この質問のやっかいなところは「肯定的な意味で聞いてるのかそれとも逆なのかがわからない」という点に尽きます。たいていの場合は当たり障りのない世間話から「就職したのっていつ?」→「97年です」→「(頭の中でざっくり計算しつつ)…てことは、今いくつ?」→「ことし30です」というやりとりを経て冒頭の質問に至るのですが、相手の顔にあからさまな困惑の色が浮かんでることが多くて何だか申し訳ないような気持ちにさせられるわけです。いや、別にそんな気持ちにならなくたっていいんですけども、何となく。
20代半ばを越えてからはもう、さすがに学歴コンプレックスみたいなものを感じることはなくなったのですが、それでも。同い年くらいのひとが当時のことを回想しつつ「やりたいこともなりたいものも特になかったけど、そういうのが見つかればいいなと思ってとりあえず進学したんだよ」みたいなことを話すのを聞いてると、ごく単純に「恵まれてたんだなあ、うらやましい話だなあ」と思ってしまいます。もっとも、仮に当時の自分にそういう猶予期間が与えられたとして。そしたらきっと自分は、考えなくてもいいところまでうだうだうだうだ考えちゃって逆にいらん迷いが増えてしまいそうなので、これはこれである正しかったのかもしれん。という気がしないでもないです。だからどうしたという話ですが。おやすみなさい。