almost everyday.

its a matter of taste, yeah

彼女の憂鬱 切り裂き魔の瞳のブルー 僕に見せて

11時すぎ、始発で帰ってきた夫の実家へ。弟くん夫婦も既に到着しており、6人での賑やかなごあいさつとなりました。口のまわりをまっしろにしながら大きいシュークリームを食べたり、高校サッカーの準決勝に歓声をあげたり*1、おいしいごはんを食べに行ったり。しかし前日深酒してたわたしはあまり食欲がなく*2、メインのお刺身と天ぷらだけはどうにかクリアしたものの白いごはんが喉を通らず。しじみのお味噌汁がしみじみと美味しかったです。やさしい味がじんわりしみこむ。
それにしても、ああ、楽しかった。さしあたって何の心配もいらない家族の団欒、ってこんなに心やすらぐものだったけか。と感じてしまわずにいられない自分が何だかひどくさびしいです。夫の実家でリラックスできている自分、という事実だけを取り出して考えればそれはものごとがよい方向に進んでることの表れであるかのようにも思えますが、それっていうのは多分、自分の実家がああいうことになっている(=父の病という爆弾を皆が意識の外へ追いやろうとしている)反動でしかないのだ。ということに気付いてしまっていることがやりきれません。わたしはいつも、そういうところにだけよく気が回る。知らないままでいたいことばかりすんなり理解できて、知るべきことだけいつまでたっても覚えられない。自分の中のそういう部分が嫌いです。死ねばいいのに。でも、仮にそこだけ死んだとしたら残った自分はもはや自分じゃなくなってるんだろうな多分。というふうに無理やり納得し(たつもりになっ)てやりすごしています。あらためて決心する。自分から死を選ぶことだけは何があっても絶対にしないと。逃げてたまるか。それを実行に移すひとにはこう言いたい。要らないならそれ、こっちに分けてよ。
夕方、海沿いの葬祭場へ。上司の家に不幸があったので、お通夜に出席してきました。神式のお通夜は初めてで、いつもの仏式とはちょっとずつ違う作法に戸惑うことしきり。神式では、お葬式でも結婚式でもお正月でも流れる曲は一緒なのだ。ということを初めて知りました。オールラウンダー、というか大らかなんだな。一連の儀式は40分ほどで終わり、職場のひとに挨拶して帰宅。部屋へ向かって車を走らせる間、満月に一日足りないやけに明るい月をみながら答えの出ない問いを繰り返す。ここ何年かは、通夜や葬儀に出るたびいつも同じことしか考えられない。自分も最後は必ずああなる。それを呪いのようにではなく、すごろくのあがりのように思える心を手に入れたい。
留守番していた夫と合流、ガソリン入れたり灯油を買ったり。お昼ごはんをたっぷりいただいてお腹がそんなに空いてないので、酒とつまみだけ買って正月に録りためといたビデオを見ました。スリーシアターのユニットコントがいちいちおもしろいです。イケメン部と映画通が特によかった。ウザキャラは重ねてこそ、そして的確かつ目立ちすぎないつっこみ(杉山と亘)が存在してこそおもしろさが増す、ということを知りました。あと、映画監督@ハワイには思わず快哉を叫びました。それまで金田の特異な動きのみで笑いをとってたところを、池田が本気出したとたん一瞬で場の空気をひっくり返したときは思わず「勝負あったな」って呟いてしまった。ああ、好きだ。池田が大好きだ。それとは全く関係ないけど、アルコ&ピースの大きいほうは福島県人かつ同い年らしいのでぜひがんばってほしいです。いんちき外国語をやたら流暢に操るネタしか見たことなかったけど、コントも引き出し多いのかも。期待。ピンクカーペットはまた今度見ます。
ピンクカーペットと言えば、2年続けて元日中継で叱られ続けたフジテレビのみっちゃんこと中村アナが最近わたしの中で熱いです。あのおろおろと落ち着きない小動物っぽさが、見ていてとてもスリリング。実際、ヘリからの牧場レポートは放送事故寸前でした。どんなお笑いよりもあれが面白かった、というのはさすがに言いすぎだろうか。愛玩動物的な可愛さをキープしつついじめたい欲をもかき立てるあの挙動不審ぽさがたまりません。ある意味最強、とは思うけれどもアナウンサーとしてはどうなんだろう。プロフィールの「基本的にNOと言いません。何でもします」という記載に勝手に親近感を抱いてみたりとか。今後どういうふうになるのか見届けたいひとの一人です。おやすみなさい。

*1:第一試合がすごくおもしろかったです。ゴールシーンめっちゃ多い!

*2:かろうじて二日酔いという醜態は免れましたが