almost everyday.

its a matter of taste, yeah

PINK SODA

写真:昨日のMステに出てましたねmonobright。びっくりして画面に見入ってたら、隣で見てた甥も「あー!ぎんたまー!」って食いついてきたので二人でにやにやしながら鑑賞。せっかくなのでこないだたまたまアニメ版をテレビで見てから気になってたことを訊いてみました。「あの『スタンドがどうのこうの』っていうくだりはアレなの?じょじょへのりすぺくと的なもんなの?」「うん、いーんじゃない多分それで」…どうやらギャグとマジが交錯する漫画のようです。ますますわけがわからなくなった。
昨夜は結局そのまま崩れ落ちるように就寝。姉んちのふとんが異様に軽くて暖かいのでどうにもこうにも落ち着かず、すごく変な夢ばかり見ました。遅刻しそうになって慌てて部屋を出て、はっと気付いたら服を着てなかった。とかそんなのばっかり。ちなみにわたし、自分の家では薄いふとんに毛布2枚とタオルケット1枚を重ねてずっしり重たくして寝てます。安くて重くてかさばるふとんですが、初めて家を出たときに自分で買ったものなので何となく買い換えられないまま10年たちました。気分的なものなんですが、なんとなく。
朝10時、ママンと病院へ。昨日までは右肩下がりに病状が悪化していたというおとうやんですが、この日はなぜかやたらと元気でした。昼には姉と甥姪、さらにうちの夫も合流。「しかし腹立つわー、アンタが来る日は父ちゃんいっつも具合いいんだもん!」とは姉の弁。そら、そういう気持ちにもなるだろうさね…。なんとなく罪悪感。でも、とりあえずほっとしました。そろそろ顔も忘れられてるんじゃないかと思ったので。
見舞いに来てくれた親戚のおじさんおばさんを見送った後、先生からのお話。以下メモ。原発のがんに動きはなく安定していること。ただし、髄液に転移したがん細胞が全身に散らばり、既に手の施しようがなくなりかけていること。まずは残された治療法にすがるより他にないこと。それを以てしても、この状態から半年以上生き続けたひとはいないこと。今後の治療方針についてのあれこれ。病室に戻った後、おとうやんの腕に繋がれている点滴の、ラベルの緑と薬剤の淡いピンク色の組み合わせがやけにきれいに見えたこと。少しマッサージしてあげる、と触れた手のひらがなめらかに温かかったこと。半年後のことを話し合うママンと姉とわたしとの間に、かつてない結束感が生まれつつあること。その根源が「もともとあった四角形の一角がいままさに欠けんとしているところからもたらされている」という動かぬ現実をどのように処理していいか決めかねていること。静かな静かな脱力感。こうしている間にも、残りの時間はどんどん少なくなっていく。それはまるで、手でゆっくりと鉛筆を削るように。見えない何かが薄く薄く殺ぎとられていく画が頭に浮かんできてつらくなるので、目をつぶって耳をふさいでなるべく早く眠れるようにします。おやすみなさい。