almost everyday.

its a matter of taste, yeah

大事なことは分かっているつもりなんだ

写真:姉から届いたしいたけ画像。添えられた言葉は「なんか徹子っぽくない?」…うちの家族は皆ことごとく妄想癖がある、と思わずにいられないひととき。
しばらく前の話になりますが。いつだったかの芥川賞受賞会見で初めて川上未映子さんの姿を見たときにまず思ったのは「顔のパーツがいちいちすっきり整った美人さんだなあ」、そして「髪きれいだなあ」ということでした。特にあの、おかっぱに切り揃えたはさみの跡さえ残るような艶やかな黒髪が何故だか変に印象に残って、あらぬ妄想を抱いたりもしました。「…あのひとは本当はものすごいくせ毛でそれも量が多くて小さい頃からそれがコンプレックスで、今回晴れの舞台に立つというので思い切って大枚はたいてぴかぴかの髪にしてきた。とか、そういうエピソードがあったりしたらわたしはきっとこのひとのことが大好きになるに違いないのに」みたいな、そんなことをどれだけ考えてみようとやっぱり川上さんの髪はつやつやで、本当にいつもつやつやで、そんなことがあるはずはないと妄想それ自体がすっかり遠い記憶になってしまっていた。の、ですが。
けさNHK-BSの番組予告で久々に川上さんのお姿を拝見しまして、そしたらいつもと雰囲気が何となく違う気がしたのです。あれー前からこんなんだっけ?と不思議に思いあらためてよく見てみると、髪形がずいぶんラフな感じになっていました。そう、それはまるでナチュラルボーンなくせ毛のように…!思わず胸がときめきました。ほんとう?もしかしたら本当に本当に本当はくせ毛だったりするのですか?川上さん。受賞作はおろかそれ以後の作品もまったく読んでませんが*1、今さらながらにわかに興味をかき立てられております。我ながら動機が不純すぎると思うけれど、こうなったらもうどうしようもない。時代はいま津村記久子だろう?という思いも頭をよぎりますが、もはやそれすら致し方ない。とりあえず、いまやってる仕事が落ち着いたら(つまり春がきたら)図書館へ行こうと思います。おやすみなさい。

*1:マイ・ファースト川上が「モンキー・ビジネス」の「バナナフィッシュにうってつけだった日」という体たらく…