almost everyday.

its a matter of taste, yeah

DENKI GROOVE THE MOVIE?~石野卓球とピエール瀧~

  • 電気の映画を観に行きました。公開初日の初回上映@仙台MOVIX。
  • わたしの場合、中2で友人から借りたカラテカが初めての電気でした。N.O.に涙し岡村ちゃんの喘ぎ声に度肝を抜かれシャングリラの狂騒をリアルタイムで体感しました。平たく言えばその程度の薄いリスナーでしかなく、アルバムで聴く電気にどハマりしたことはついぞなかったというのに、ライブ音源やフロアの爆音で触れる電気はいつだって最高でした。いつも少しだけ距離があって、にもかかわらずたまに遊ぶとめちゃくちゃ楽しい。それは何だか、気のいい親戚のおっちゃんみたいな距離感だったように思います。
  • そういう感じに薄い自分が見てもしっくり来る、熱くもなくクールでもなくかと言って身内のぬるま湯感に毒されてもいない、びっくりするほどフェアな視点でまとめられたドキュメンタリー。過去のライブ映像、元メンバー他関係者へのインタビュー、最高に最低なMC、バカバカしいオフショットの数々。どれもこれもが「それ以上でもそれ以下でもない」、そして「唯一無二のもの」。そりゃ映画にもなるわ、と思います。こんなん見たことないよ。
  • デビューライブの時点で既にセットリスト入りしてたN.O.が活動休止後のオールタイムベスト的ライブのド頭に惜しげなく披露されて、25周年のフジのヘッドライナーではオリジナルよりずっと速いゴリゴリのアレンジが施されていて。なんつうかもう、ただただうらやましい歳の重ねかただよなーと思いました。いいなあいいなあ。
  • まりんが電気を終始「バンド」と呼んでいたこと、「俺の瀧、俺たちの瀧」発言、「初めてあいつらに萌えました」by CMJK、いつの間にか田中邦衛的に苦みばしってたシンコ、ビタ一変わっちゃいない&一瞬しか出てこないアニ、「電気の休止中に◯◯◯が売れてくれたんで正直それどころじゃなかった」というキューンの台所事情など、あちこち笑えてぐっと来る見どころが散りばめられてました。欲を言えば、ライブ映像だけはもうちょい音を大きめにしてくれてもよかった気がする。望む爆音上映。続きはまた後で。