almost everyday.

its a matter of taste, yeah

曲がりくねる直線にある点の上でね

  • 遡ること数年前、海辺の街に越して行った後輩達の宴に招かれこの時間まで。「いやほらあれだ、そういうのはもう最初から若い人たちで仕切ればいいのでは…?」と完全に腰が引けたままおずおず参加したのですが、なんていうかこう時期的なアレもあいまったのか何なのか実際のところは知る由もありませんがとりあえず「先人達のケーススタディを吸い取れ」的な感じ、だったんですかね。よくわからないや。帰りの列車でひとまず仮眠します。おやすみなさい。

Don't Look Back In Anger

  • オフラインにてしばらく作業に集中したのち、30分ほど経ったところでメールボックスを開くたび50件ほど新着メールが届く季節の到来であります。春ですね。長嶋有的に言い表すなら「パラで走らせる」みたいな感じのあれやこれやが極まりすぎて、なんかもう既に軽い知恵熱みたいな感じに陥りつつあります。目が回る。そして何だこれ、耳鳴りっつうかモスキート音?みたいな違和感が脳みその奥の方でずっと鳴り止まないままなんですよね。交感神経、いくらなんでも優位すぎじゃね?まあ落ち着け。いや本当に。
  • 辛いときは逃げてもいいとか、むしろ見切りをつけてとっとと逃げるべきだとか。分かるんですよ、そういうの。わたしも逃げたい、できることなら。でもね、いつも逃げ遅れるの。より正確に言うとすれば、より重症なあの人やこの人を先に逃がそうと努めてたつもりが気がつけば自分だけ身動き取れなくなってんの。体良く利用されてるの、多分。でもね、それに気がつかないの。もっと言うと気づいてしまいたくないの、おそらく無意識、潜在的に。
  • 何なんですかね。そんなにいい人ぶったままでいたいんですかね。なんの見返りもないってのに。ただいいように使われるだけなのに。それでおしまいなのに。ああ、本当にばかみたいだ。でも多分、それも仕方のないことなんです。わたしから外ヅラの良さを除いたら、後にはきっと何も残らない。根っから善良な人間ではない、打算しかない。結局のところ、持ち得る駒で戦いを続けるより他に最適解など存在しないのです。はー、しんどい。おやすみなさい。

Find Him and Love Him

  • 厄日というかなんというか、よくないタイミングというのは決まってこう重なるもので。訳のわからない問い合わせや見当違いのクレームが相次ぎ、なんだか一日しゃべり通しだったような気がします。もうね、口ん中パッサパサ。つかれた。気持ちの上でどうこう以前に、体力的にふつうにしんどかったです。単純に消費カロリーが大きい。
  • 帰宅後、テレビをつけたらR-1。かつては日曜の夕方に放映されてたのにな、平日ゴールデンのほうがいい数字とれるんでしょうか。はて。
  • 時間帯としては敗者復活でマツモトクラブが上がってくる前後辺りから見始めたのですが、終わってみれば優勝者・濱田祐太郎のひとり勝ちでした。薄毛ネタはトレエンが、ダンスは直美が既に誰も傷つけない笑いを切り拓いた後の世界を戦うには、二者とも新しい視座に欠けていたと思うのです。そこへ持ってきて、濱田のあの正統派のベシャリの巧さはなんとも心地よかったのでした。「盲学校の修学旅行が札幌ドームで野球観戦」というネタでこの人以外にいったい誰が笑いを取れるのか?という絶対的アドバンテージを抜きにしてもなお実力が抜きん出ていたと思います。
  • 予選ブロックを同票ポイント差で辛くも勝ち抜いた際の第一声が喜びではなく「あっぶねー!」だったの、最高。自分の強みも弱みもきっちり把握した上で勝負に挑んでいる自負と、したたかなふてぶてしさがにじみ出た瞬間でした。同じブロックを戦った紺野ぶるまが得票数を隣で逐一耳打ちするあのさりげなさ、芸人どうこうとは別に人としてあるべき姿。ネタはちっとも好みじゃないけど、あんなんされたらわたし確実に惚れる自信がありますね。本当にね。おやすみなさい。

You rush to the future and paint it yourself

  • 思うに。怒りを正面からぶつける、という機会そのものが年々減ってきているのです。怒りの感情を抱くに至った経緯を説明する術を知りすぎて、後先考えずに損得抜きで感情を投げつけることがほぼなくなってしまいました。
  • それはそれで互いのストレスを最小限に抑えられるし、解決に要するエネルギーを必要以上に費やさなくて済むわけで、なんとなく良いことづくめに思えないこともありません。が、それは何だかとても良くないことの前触れであるような気がしてならないのです。ハナから対話を諦めているというか、こいつにそのエネルギーを割く価値はないと決めてかかってしまっているような、情や愛の総量が目減りしていているかのように思えてならない。いや、これはもしかして、相手に負担をかけない優しさ込みの執着と呼べないこともないのですかね。難しいな。
  • 映画賞レースには毎度縁がないというか、そういう評価とは別のところで見たいものだけ手当たり次第に見ている自覚があるものですから大抵いつも蚊帳の外なんですけども、それでもやっぱり昨日見てきたばかりの作品が栄冠に輝いたと知るに至っては誇らしいような気持ちになります。シェイプ・オブ・ウォーター、4冠おめでとう。作品賞・監督賞はもとより、最高のビジュアル&劇伴を讃える美術賞・作曲賞までをも射止めただなんて!本作以前には「英国王のスピーチ」「リリーのすべて」を手がけたという映画作曲家、アレクサンドル・デスプラの名は今後も胸に刻んでおこうと心に決めた次第であります。おやすみなさい。