almost everyday.

its a matter of taste, yeah

痛々しいお話

夕方、職場にひとりの男の子がとびこんできました。何やら慌てた口調で「あのー、怪我、しちゃって」などとともごもご繰り返すばかりなので順々に事情を訊いてみると「近くの道端で女の子が転んで血を流していたので、病院へ運んでほしい」ということらしく。その男の子に引き摺られてここまで何とか歩いてきた女の子は、静かに泣きながら廊下の窓枠へしがみつくように立っていて、見ると膝から血がだらだらと流れていて。突然のことに驚く一同、しかしこのままぼーっとしているわけにもいかず、何とか彼女を担ぐようにして椅子まで運びタオルにくるんだ氷をあてがい、ついでに出血している方の足を高く上げて親の連絡先を聞き出し救急車を呼ぶところまで、どうにかひととおりの手続きを済ますことができました。後で聞いたところによれば、自転車で転倒した際に道路標識か何かのボルトが膝に刺さってめり込んだのだそうです。あああ、想像しただけで痛い。血を見るのは苦手です。ほんのわずかな採血でさえ、針先から目を逸らしてしまうほど血に弱いです。献血、好きなのに。当然ながら、ホラー映画なんてもってのほかです。それにしては頑張ったよ、俺。途中ちょっと半べそ気味でしたけど。まっすぐできれいな脚の女の子だったから、傷跡が残らなければいいのだけれど。お大事に。

終業後、予定どおり病院へ。雨が降っていたのであまり気が進まなかったけれど、もしかしたらこういう日の方が空いてるんじゃないか?という気がしてちらりと寄ってみたのです。まったく狙いどおりでした。いつもならたっぷり30分は待たされるところを、ものの5分で診察室へ。「最近はどう?」「いやー、痛み止めが切れそうなのでそろそろ補充しとこうかと思って」「(笑)特に問題ないわけね。最後に内診したのはいつだっけ?(カルテを見ながら)4月か。じゃあ次は10月くらいでいいね」「え?大丈夫なんですか?」「だってあなた最近、ここに来るペースがずいぶん落ちたもの。最初の頃は毎月来てたじゃない?ねえ」「そうでしたっけねぇ」「そうよー、最近じゃ漢方も飲んでないでしょうあなた」「いやいやどうにも続かなくて」「よろしい。しんどい時はまた来なさいね」「はーい」というようなやりとりを経て処方箋を書いてもらい、あっという間に無罪放免。所要時間はしめて20分でした。次からここへ来るときは、休診日翌日を除く雨か雪の日にしようとこっそり決心。それと会話の部分をみる限りわたしの主治医は女性のようですが、その実態は堂々たる黒ひげをたくわえた中年男性であることを申し添えておきます。やっぱあれかな、毎日毎日女の人ばかり診てると少しは女性化が進むってことなのかしら。毛も女性ホルモンだし。ひげは違うけど。うーむ。

本日のお夕飯。冷凍庫の隅から拳大の焼豚が発掘されたので(二戸雑穀ラーメンの具に入れた残りを食べ忘れていた模様)それをサイコロ状に切って、ざく切りキャベツとなすとまいたけと一緒に煮てみました。焼豚から汁が出るだろうと思い、ダシも入れず醤油だけで味付けして食べてみたら、これがもうびっくりするほど美味いんですよ。自分って天才、いやこの場合は焼豚が天才?と思いました。これからは、おつとめ品の焼豚を見つけたら即冷凍保存です。それと近々、ウーロン茶で煮豚をつくろうと画策中。テンション下がってるときに肉は喰えないよなぁ、なんてことを今更ながら思ったりします。ものが食べられなくなったらおしまいだ、とも。わたしは幸せ者です。おやすみなさい。